2014.09.15

「自閉症の僕が飛びはねる理由」と昨日の花

NHKの番組「君が僕の息子について教えてくれたこと」を観ました。通常の会話によるコミュニケーションが困難な自閉症を抱える東田直樹さんが、パソコンのキーボードを通して、自分の気持ちを表現するすべを身に着け、13歳の時に「自閉症の僕が飛びはねる理由」という本を出版しました。当初、この本はほとんど注目を浴びなかったのですが、アイルランドの作家デビット=ミッチェル氏が英訳したことで火が付き、世界20か国以上で翻訳され、ベストセラーになっています。デビット=ミッチェル氏には自閉症のお子さんがいるのですが、受け入れることができないでいたのです。それが、東田さんの本を読み、わが子と向き合うことができるようになったとのこと、ラッキーだったのは、彼が日本で8年間英語教師をしていた経験で、日本語の本を読むことができたことです。
素晴らしい番組だと思いました。私は、2003年にやはりNHKが放映した「痴呆の人・心の世界を語る」という番組を観て、言葉に表せないほど強烈なショックを感じましたが、今回の感動はそれ以来のものです。認知症を患う人が「自分を語る」ことは、私のそれまでの認知症観を一変させました。番組に出演したクリスティンさんに会いたくて、翌2004年京都で開催された国際アルツハイマー病協会の国際会議に参加したのでした。その後、クリスティンさんに続いて多くの認知症を患う人が自らを語り始めたことは、みなさん、ご存じのことと思います。

東田さんは、知的障害がないようですから、高機能自閉症ということになるのでしょう。しかし、通常の会話がほとんどできませんから、パソコンの文字盤による会話方法を見つけることができなければ、他人とのコミュニケーションをとることは困難だったと思われます。

パソコンでの意思表示を教えたのはお母さんだったとのことです。今では、彼は、パソコンがなくても、手製の紙の文字盤を指さしながら自分の意思を表現することができます。番組では、日本を訪れたミッチェルさんと、この方法で気持ちを通わせている様子が感動的でした。

私も、ぴょんぴょん飛びはねる自閉症の人を知っています。通常の会話によるコミュニケーションはほとんどできません。しかし、その彼の心の中にこんなに豊かな感性が息づいているのです。番組はビデオで観たのですが、終わる前に東田さんの本を注文しました。ワクワクする思いで届くのを待っています。

スズバラ、オクラ、ユキヤナギ、粟、パニカム

クレマチス

昨日は妻の誕生日、いただいた花束(バラカーネーション他)を使わせてもらいました。

それと、友人の庭で咲いていた見事な紫式部です。

風の杜で咲いていたシュウメイギクです。