2013.10.23

とんぼ舎かしわオープン

 今日午後、柏市長、千葉リハ高次脳機能障害支援センター長、東葛菜の花(高次脳機能障害者と家族の会)会長などのご臨席を得て、「とんぼ舎かしわ」のオープン式典が開催された。これまで柏駅近辺で地域活動支援センター「まんてん柏」として行なってきた事業を移転するとともに、障害者就労継続支援B型と生活介護事業として再出発するものだ。
 これまで、まんてん柏は、おもに高次脳機能障害を負った人たちへの支援を行ない、地域の中で重要な役割を果たしてきた(そのことは、今日の式典での来賓あいさつや出席した当事者のみなさんの様子で、実感することができた)が、いかんせん、地域活動支援センターという枠組みでは採算が取れず、毎年結構な赤字を計上し続けた。そこで、より広い場所が見つかったことを機会に制度事業に転換することにしたのだった。

 しかし、地域活動支援センターという、ある意味、自由な枠組みだからこそできてきたこともあるわけで、その良さをなくさない運営が求められる。どんな障がいでもそうだが、高次脳機能障害は、原因も症状も百人百様で、一人ひとりの状態に応じた個別ケアが求められる。突然、それまでのごく普通の日常生活を断ち切られ、さまざまな不自由をこうむることになった無念は想像するに余りある。職員には、その一人ひとりの異なる心情に寄り添うことが求められる。8人のスタッフの皆さんの奮闘を心から期待しています。

 利用者を代表して挨拶したMさんの挨拶は満場の感動を呼んだ。受容しがたい現実を受けとめ、自分の新しいステージを歩き始めようとするMさんのスピーチに、とんぼ舎かしわの使命が浮き彫りになった。