2014.02.01

ファンドレイジング・日本2014

 表記の集会に行ってきました。ファンドレイジングとは、社会目的の事業を行なうための資金を調達すること、寄付を中心に、融資、助成など、さまざまな方法で、また、調達先、方法も多様です。ファンドレイジングという言葉がこの国で使われるようになったのは、そんなに古いことではありません。せいぜい、10数年前からではないでしょうか。しかし、以後、この考え方と実践は急速に広がり、今日の集会にも全国各地から1000人以上の人たちが集まっていました。しかも、若い!60をだいぶ過ぎたおじさんとしては、その若さ、パワーに圧倒されました。福祉関係の集まりにも若い人たちが少なくありませんが、ここは、若者が圧倒的、そして、社会福祉法人などの「既成組織」所属の人がほとんどいなかったように思います。組織にしばられず、ファンドを自らレイズして、起業しようという人たちなのでしょうか。若者の時代だなあという思いを強く持ちました。
 私が出たセッションは3つ、まず最初は「ソーシャルインパクト評価とは」。ソーシャルインパクト評価、つまり、ある社会目的の活動がどれくらいの効果をもたらしているかを評価する手法のことです。いくつかあるのですが、その中でSROI(social return on investment)社会的投資収益率という手法についての話しでした。SROIは、私が今とても関心を持っているテーマなので、迷わず選択、勉強になりました。

 昼食後の2つ目のセッション、これは迷いました。私の関心にピタリ来るものがなく、「まあ、これで行くか」位の気持ちで「日米のディズニーで教わった感動のサービス」へ。ディズニーランドのホスピタリティについては大いに関心がありましたが、「ファンドレイジングの勉強に来たのに、こんな話、聞いてていいかなあ」という迷いだったのですが、結果は大正解、珍しく、メモを取りまくりました。ディズニーのサービスの質は、ケアの世界においても学ぶところが一杯です。サービスには、機能的サービスと情緒的サービスの2種類があり、機能的サービスはマニュアルがあるが、情緒的サービスにはマニュアルは一切ないということ、生活クラブ風の村では、来年度から3年計画で、無印良品のシステムを基にして、「仕組みに基づく業務運営」を確立すべく準備を始めているのですが、私の頭がだいぶ整理できました。涙が出そうなエピソードがたくさんあったのですが、長くなるので書きません。特に、日航機事故に関する話しは、妻に話している途中でこみあげてくるものがあり中断せざるを得ませんでした。聞きたい人は、会ったときに声をかけて下さい。中断しないように頑張ります。

 そして、最後は、まず「モバイルギビング」という、モバイルを使った寄付の仕組みについてのジム・マニスさんのセッションに行ったのですが、どうにも関心が持てず、「フローレンスの挑戦」に移動しました。ご存じの方も多いと思いますが、会員制の病児保育事業の起業者として有名な駒崎弘樹さんのセッションです。「病児保育は絶対やるべきだなあ」、これがこのセッションに出た感想です。我が社の職員殿、おののくなかれ!