2017.10.29

坂本博之さんとのツーショットと昨日の花

今日は、激しい雨の中、きぼーるの子ども交流館で、千葉市里親制度推進シンポジウムが開催されました。

NPOちばこどもおうえんだんが、3年前から千葉市の委託を受けて実施しています。今年のテーマは「里子たちの声に耳を傾けて」、基調講演は、元日本および東洋ライト級チャンピオン、プロボクサーだった坂本博之さんです。坂本さんは親の離婚がもとで親類に預けられましたが、ひどい虐待にあい、その後、児童養護施設で育ちました。そこで見たテレビのボクシングに魅了されてプロボクサーを目指したとのこと、残念ながら、4度の世界戦で敗れ、世界チャンピオンになることはできませんでしたが、現在、ボクシングジムを経営しつつ、全国の児童養護施設をまわっています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9D%82%E6%9C%AC%E5%8D%9A%E4%B9%8B

講演の中で、壮絶な子ども時代と、厳しいボクサー生活を経たが故の、珠玉のような言葉をたくさん聞くことができました。「夢は日常の中に落ちている」「傷つけたのは大人、受け止めるのも大人」「「負の連鎖を止めるのは、自分の行動」「“運命”は、自分の行動とともにある」「熱をもって接すれば、熱をもって返ってくる」

ちょうど、昨日、NHKスペシャルで、ミドル級世界チャンピオンになった村田諒太氏が哲学書を愛読していることを知りました。限界を超える練習と恐怖に向き合うボクサーは哲学者になるんですねえ。

後半は、里子として育ち、大人になった2人と、親が、年の離れた里子を養育している大学生の実子さんが登場して、坂本さんを含めたトークをしてくれました。

 

さて、昨日の花です。今日が最後のハロウィン飾りです。

 

 

ハナミヅキ、パンパースグラス、オンシジウム、豆菊、キイチゴ、鶏頭

萩ホトトギス、カンガルーポー、クリスマスローズの葉、カンガルーポー以外はすべて風の杜から摘んできました。

 

ガーベラ、金魚草、レザーファン、ツルウメモドキ

コメント

  • 「講演の中で、壮絶な子ども時代と、厳しいボクサー生活を経たが故の、珠玉のような言葉をたくさん聞くことができました。」との坂本博之さんに関する池田さんからのお言葉と、「限界を超える練習と恐怖に向き合うボクサーは哲学者になるんですねえ。」との村田諒太さんへのもう1つの感慨を知り、私にはあの「真珠の輝き」にいつの間にか思いを馳せていました。
     真珠や宝石のことを総称して「珠玉」というそうですが、真珠は涙の象徴として「月の雫」「月の涙」「人魚の涙」等に譬えられてきました。悲しみの葬列に加わる時に纏う喪服に、普通は装飾品は着けません。オニキスやジェットのような黒い宝石を着けることはありますが、そこに黒真珠はもとより白い真珠の首飾りが許されているのも、真珠に纏わるこのような古くからの言い伝えが背後にあるから…と聞いています。
     アコヤ貝の体内に混入した異物が生む痛みを引き受け、貝自身がこの異物に対峙し、自ら対処せざるを得ない情況の中で、時の経過と共にあの美しい真珠が育って行きます。ベテルの家の当事者の皆さん方が言われるように、精神障害者は世間の偏見と自らの疾病や障害に纏わる重荷に加え、彼等を取り巻くこの国の闇の深い囲療(医療)、監護(看護)、服祉(福祉)の中でも、日々抑圧され続けているかもしれないのです。このような情況に於いてもなお、自らの中に真珠の輝きを育み、「この病になったが故に、深い生き方が出来た!」と言える地平に、彼等が自ら立つ力を持つには…、家族であり、支援者、事業者でもある私は、彼等にどのような空間を用意すれば良いかを模索し続けてきました。
     「因幡の白兎」の伝承の中では、和邇(ワニ)を騙して皮を剥がれて赤裸となった兎に、真水で身を洗い、蒲の穂綿にくるまっていれば…と大国主の命が優しく教え、兎は元の白兎に戻ることが出来たことが記されています。この真水と蒲の穂綿にあたるもの(恢復の空間)を用意し、周囲がみな大国主の命の役割(ケア)を果たす為に必要な深く豊かな心を持てれば…、といつも何時も希っています。
     

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