2014.05.18

明日、退院します。

入院したことを報告していないので、びっくりした方もおられると思いますが、14日に入院し、明日、退院します。こうした個人的なことをブログで記すべきか、実はそのたびに迷うのですが、ブログという媒体の性格、また、「花日記」の性格からも、プライベートなことを伏せるというのもいかがなものかという思いで書いています。
先月は検査のための入院で、その検査で、心臓を囲む血管の1ヶ所に閉塞が見つかりました。今回はその部位を広げるためのもので、前回の退院時にすでに日程を決めていました。ご存知の方も少なくないと思いますが。ステント手術と言って、手首の血管から管を入れ、まず患部を風船状のもので広げ、そのあとに網状のコイルのようなものを留置して再び閉塞しないようにするというものです。所要時間は1時間半、局部麻酔ですから、手術の様子は全部わかります。医師3人、看護師2人だったように思いますが、枕がない手術台に寝ているので、室内がよく見えません。大きなモニターがあり、それを見ながら作業が進んでいることはわかるのですが、私の位置からはそのモニターが見えません。胃カメラや大腸内視鏡検査などでは患者もモニターを見ることができるので、できれば、そういうサービスもあればいいなと思いました。

術後の経過が極めて良好で、当初は21日の予定だった退院が明日に早まりました。半年後には、術後の状態を確認するために、2泊3日で再び、カテーテル検査をしなければならないとのこと、憂鬱ですが、しょうがありません。

そんなわけで、今週も花入れは中止にさせていただきました。

ところで、入院中に2冊の本を読みました。1冊は「新・国富論」(浜矩子 文春新書)、アベノミクス、新自由主義を批判する論客の一人、浜矩子さんが、市場経済が国民国家間レベルで完結していたアダム・スミスの時代と現代を比較しながら、「ヒト・モノ・カネがいとも簡単に国境を越える。それがグローバル時代だ。この国境なき時代において、果たして国富とは何なのか。国境なき時代は、何富論の時代であるべきなのか。」を解いています。結論だけ紹介すると、浜氏は最終章で、「僕富論から君富論へ」と言います。え、そんな?という結論ではありますが、自分の利益だけを考えず、他をおもんぱかることが必要だと言っています。「グローバル時代は奪い合いの時代にあらず、分かち合いの時代なり」、そして、国境を越えるグローバル市民たる我々の活動拠点は「地域」であるというのが、彼女の最終的な結論でした。これだけ書いても全然わからないと思うので、興味を持った方は本をお読みください。

そして、もう1冊は、「人間力回復 地域包括ケア時代の『10の基本ケア』と実践100」(大國康夫 クリエイツかもがわ) 大國さんは、我らが手本とする奈良の社会福祉法人協同福祉会 あすなら苑苑長です。協同福祉会が出した前著「介護の基本」は、生活クラブ風の村の全職員に配布し、我々のテキストとして使用してきましたが、その続編たる本著は、さらに詳細に、そして前著以後も深められてきた「あすなら安心支援システム」と「あすなら安心ケアシステム」の実践が、余すところなく著されており、驚嘆しました。生活クラブ風の村では、昨年末に4人の幹部職員を協同福祉会に派遣し、その報告をもとに、「風の村安心システム」づくりに取り組むことを決めています。

今、私は、協同福祉会の驚異の実践に圧倒され、この本をこれからどう利用しようか、「風の村安心システム」を構築するうえで、私には、私たちには何が必要なのかがいろいろと思い浮かび、頭がいっぱいになっています。