2015.12.21

最近読んでいる本

透析のベッドの上のテーブルに重ねた本です。
下から順に、「2050年 超高齢社会のコミュニティ構想」(若林靖永、樋口恵子編)「下層化する女性たち」(小杉礼子、宮本みち子編)この2冊は最近放送大学でお会いした同校副学長宮本みち子さんに頂いたものです。

「私の1960年代」(山本義隆著)山本氏は元東大全共闘議長、私の10歳年上になります。60年代後半から70年代前半にかけて全共闘運動と呼ばれる学生運動が全国各地で巻き起こりました。彼は、日大全共闘の秋田明大氏とともにその象徴的存在です。私が大学に入学したのは1969年、東大の安田講堂事件があった年です。「1960年代」という言葉に反応して購入しました。

「『ポツダム宣言』を読んだことがありますか」 先の通常国会の党首討論で、共産党の志位委員長の質問に対し、「その部分をつまびらかに読んでいない」と答えて、「首相はポツダム宣言を読んでいないのか!」とマスコミが大騒ぎしました。しかし、「その部分」と言っていますし、全然読んでいないわけではなさそうです。スキャンダラスな取り上げ方は嫌ですね。私は、正真正銘読んでいなかったので、これはまずいと買い求めた次第。

「日本はなぜ、『基地』と『原発』を止められないのか」(矢部宏治)

著者は、表題の問いに対して、日本国憲法の成立過程をその大きな理由の一つにしています。彼は日本国憲法は?占領軍が密室で書いて、受け入れを強要した。?その内容の多く(特に人権条項)は、日本人にはとても書けない良いものだったとし、「憲法についての日本の悲劇は、『悪く変える』つまり『人権を後退させよう』という勢力と『指一本ふれてはいけない』という勢力しかいないこと」と喝破します。そのうえで、「『戦争への道』を食い止めるため、『指一本ふれてはいけない』という護憲神話が、これまで戦術論として有効だったことは事実」だったが、もうその時期は過ぎたと言います。歴代内閣が違憲としてきた集団的自衛権を解釈変更で是とするという横暴がまかり通るのですから、著者が言うとおりだと、私も思います。そして「それならちゃんと書き直して、本当に戦争をできなくしてしまえばいい。核兵器や原発がいやなら、それも憲法に書けばいい」と、護憲勢力を挑発します。

みなさんは、どう思いますか。