2015.09.07

2冊の本と一昨日の花

最近読み終えた2冊の本を紹介します。2冊とも、池上彰氏の著作です。
1冊は、「超訳日本国憲法」、日本国憲法103条をわかりやすく逐条解説した本です。

この国は今、大きな岐路にあります。立憲主義は、近代社会が生み出した最大の英知だと思います。議会で多数を占める勢力は数を頼んで権力を行使することができます。現在の日本のように与党が3分の2(衆議院)を超す大きな勢力になれば、傍若無人な振る舞いも可能になります。ただし、憲法の範囲内で!憲法は権力の暴走の最大の歯止めなのです。しかし、今、明らかに違憲と思われる集団的自衛権の行使を容認する安保法案が国会を通過しようとしています。これは、憲法を国家統治の最大のよりどころとする立憲主義の破壊です。こんなことが許されるなら、権力を持つものは「なんでもあり」になってしまいます。「憲法で国が守れるか」と言い放つ国会議員がいますが、これは、この問題の本質を端的に表しています。「日本をめぐる情勢が変わったのだから、憲法解釈を変えるべきであり、そうしなければ我が国の安全が保障できない」というのが、安保法案の基本的な立ち位置なのです。しかし、これは全く間違っています。「日本をめぐる情勢が変わったのだから、憲法を改正しなければ安全が保障できない」であれば、問題の立て方としては間違っていません。この違いが理解できず、違憲の憲法解釈を強行するなら、これは独裁政治です。日本は、多数党による独裁政治の領域に入ろうとしているのです。

すみません。この問題を語り始めると熱くなって長くなってしまいます。立憲主義の危機に直面して、もう一度憲法を読み返してみたいと思って購入しました。

北朝鮮と中国の憲法も紹介しています。驚いたのは、次の条文です。

第67条 公民は、言論、出版、集会、示威と結社の自由を有する。国家は、民主的政党、大衆団体の自由な活動条件を保障する。(北朝鮮)

第35条 中華人民共和国公民は、言論、出版、集会、結社、行進及び示威の自由を有する。(中華人民共和国)

驚きませんか!? 立憲主義に優先する価値観(一党独裁)が存在する国では、憲法なんて何の意味もなくなることが良く分かります。

この国は、その道を歩もうとしています。

もう1冊は、池上氏と佐藤優氏共著の「希望の資本論 私たちは資本主義の限界にどう向き合うか」です。マルクスの「資本論」は、学生時代に第1章の商品論で挫折したまま、半世紀近くが経ってしまいました。両氏は、世界を席巻する資本主義の本質を理解するうえで、資本論は極めて有効だと言明します。もう一度挑戦しようか、迷っています。とにかく大部ですし、決して読みやすい本ではありません。また挫折するのは嫌だし、どうしようかな。

野ばら、ダリア、ケイトウ、パニカム、ドラセナ、前回使った石化柳

リンドウ、コニカル、レッドウイロー、パニカム、野ばら、何と1か月以上枯れないドウダン

栗(風の杜が栗の最盛期です)、水引(これも風の杜から)

アマランタ、スチールグラス