2012.02.27

ファンドレイジングinちば

 一昨日25日は、千葉市中央区の「きぼーる」で開催された「ファンドレイジングinちば」に参加した。ファンドレイジングとは、個人や団体が、寄付や出資、融資によって同じく個人や団体が社会問題を解決するために行う活動、事業を支えること。社会のために行う活動、事業の資金を、行政の補助金や銀行等からの借り入れではなく、民間から直接調達することを言う。

 私が出た分科会では、船橋市の前原団地内に無認可の幼稚園や児童デイサービスなどの拠点を創るために、債券を発行し(これを疑似私募債という)、市民から1ヶ月間で4000万円を集めた例や、木更津市で、精神障害者の作業所をつくるために必要な改装費2000万円のうち1000万円を同じ疑似私募債で調達した例の報告があった。

 私は、市民が市民の資金によって事業を行うことにとても興味があり、生活クラブ風の村の中期計画に盛り込んだ。現在、生活クラブ風の村は、銀行借り入れがそう難しくない力を持つようになったが、2%程度の金利を支払うことが必要だ。市民の皆さんから借りるとして、金利1%なら買い手にとっても借り手にとっても、悪くない話だろう。ただし、貸すほうは銀行に預金するより金利はいいがリスクがある。生活クラブ風の村が倒産したら、貸金が戻ってこない恐れがあるのだから。

 しかし、時代は大きく変わってきている。銀行だって倒産する時代だ。自分の貴重な財産が、銀行を経由してどういう企業に貸し出されているかはわからないし、選ぶことはできない。軍需産業に貸し出されているかもしれないし、東京電力かもしれない。ファンドレージングとは、多少のリスクを承知したうえで、自分のお金の使い先として納得できる事業に直接融資しようということだ。もちろん、融資ではなく寄付の形で事業に協力することも含めて、ファンドレイジングという。融資や寄付を通じて、その事業をいろいろな形で支えていこうという気持ちも芽生える。それが、その事業の発展につながり、リスクを自ら減じていくことにもなるのだ。

 市民が市民の資金で事業を行い、事業の成果を金利の形で、資金を提供してくれた市民に還元する。この仕組みに私は長く憧れてきたが、残念ながらまだ実践できていない。遠からず、チャレンジしたいと、あらためて思った。