2011.11.07

アルカイールアカデミーとの交流会

 今日、パキスタンのアルカイールアカデミーと、生活クラブ風の村・虹の街の交流会が開かれた。今も風の村いなげのカフェ、カシュカシュでの食事会が行なわれているはず。午前中に、活動報告会が開かれ、昼食は参加者全員でパキスタンカレーを食べ、午後から風の村いなげと高根台つどいの家の見学をしていただき、締めが食事会、私は、カレーをいただくところまで参加し、失礼した。訪日したのは、アルカイールアカデミー校長のムザヒルさんと生徒のサイール君の二人。JFSAのメンバー4人が通訳やカレーの準備で同行してくれた。参加者は50人余りだったか。

 以前に紹介したが、アルカイールアカデミーの子どもたちは、昨年夏に発生した大洪水被災者の支援を行なっている。スラムの子どもたちの生活は極めて厳しい。生活のために幼い子が働かねばならない。アルカイールアカデミーはムザヒルさんが作ったスラムの子どもたちのための学校で、無料なのだが、それでも、働くために来られない子どもがおおぜいいるし、途中退学をする子どもも少なくない。その子どもたちが、水害にあった人たちを助けたいと考えたのだ。今日は、その活動の様子を、写真を見ながら、活動のリーダー、サイール君から聞くことができた。

 JFSAの事務局長、西村光夫さんの言葉が印象に残る。

 スラムの子どもたちにとって「自立」とは何だろう。アルカイールアカデミーで学び、良い成績をとり、大学に行って、良い就職口を得て、ミドルクラスの仲間入りすることだろうか。否、そうではないのではないか。極貧と言って良いスラムで育ち、他人のことなど考える余裕がない生活状態にある彼らが、洪水の被害で日常生活を奪われた人たちに思いをはせ、自分たちに何かできることはないかと考えたこと、それこそが彼らが「自立」したことだと思う。

 アルカイールアカデミーは、卒業した女性のための縫製工房を創った。風の村では、この工房に職員の作業用エプロン1千着を発注していたのだが、今日、その一部が届いた。良い仕上がりではないか!風の村職員がスラムの子どもたちが作ったエプロンをつけて仕事をする。その意義を、今日参加した所長さんたちが伝えてくれることだろう。