2011.11.25

ガッツリ

 「ガッツリ」という言葉がごく普通に使われるようになったのは、いつ頃からだろうか。私自身はごく最近までほとんど聞いた覚えがない。「がっちり」をなまらせてできた若者言葉かと思っていたのだが、広い年代層が頻繁に使っていて、いつの間にか定着しているようだ。

 ためしにネットで意味を調べると、デジタル大辞泉に

[副]たくさん。たっぷり。「―食べる」  [補説]北海道の方言が広まったものとも言われる。

 
と、ちゃんと書いてある。確かに、「-食べる」という具合に使われているようだ。60を越えた爺さんとしては、日本語の乱れかと眉をひそめていたのだが、私がたまたま最近までこの言葉に出会わなかっただけなのかもしれない。
 
 日本語の乱れと言えば、結構気になるのが、「が」の発音。鼻濁音がだんだんすたれて、ほとんど濁音で話す人がいる。もっともこれもネットで調べると、地域によっては鼻濁音をまったく使わないところもあるとのことなので、目くじら立てるのはいけないのかもしれない。しかし、歌手が意識してかしないでか、鼻濁音であるべき単語を濁音で発言すると、やはり気になる。例えば、徳永英明の甘い声をぼくは好きだが、彼はほぼすべての「が」を濁音で発音する。とても気になる。あれがなければ完璧なのにと思うのは、僕だけだろうか。
 鼻濁音を正確に発音する人の話、歌は、とても上品でやさしく、心地よい。
 
若い人ほど鼻濁音が使えなくなっているという。日本語の美しさとして後世に残していきたいと思うのだが…