2012.05.28

市川住宅プロジェクト、全体研修、昨日の花

 金曜の夕方に、市川で低所得者向けの住宅を建設するプロジェクトチーム会議を開催した。

 2回目となる今回のメインは、アドバイザーである奥田知志さん(全国ホームレス支援ネットワーク理事長)の講演だった。奥田さんは、「社会保障審議会生活困窮者の生活支援の在り方に関する特別部会」(長い!)の委員を務めている。この特別部会は、今秋までに、生活保護受給者を含めた生活困窮者への総合的な対策を策定するために設置された。総合対策は、?伴走的な支援を伴う総合相談機能の新設 ?就労支援機能の強化 ?住居政策の立案 ?貧困の連鎖を防ぐための中高校生等への支援の4項目に大別される。会議では、住居問題を中心に、特別部会の議論がどんな方向性で話し合われているかをお聞きした。私たちが作ろうとしている住宅のあり方は、特別部会の打ち出す政策を横目でにらみながら構想していくことになる。

 翌日は、生活クラブ風の村の、今年度第1回目の全体研修、奥田さんにメインの講演をお願いした。全国ホームレス支援ネットワーク、生活クラブ連合会、グリーンコープ連合の3者は、連携して東日本大震災の支援活動を行ってきたが、長期に渡って支援を継続するために、昨年11月に一般財団「共生地域創造財団」を設立した。( http://from-east.org/ )

 当日は、財団が支援している宮城県の蛤浜における支援経過、原点であるホームレス支援のエピソードなど、2時間に渡って講演いただいた。蛤浜の取り組みは、NHKのプロフェッショナルでも放映されたので、見た方も多いことと思う。(この番組は、奥田さんのプロフェッショナルへの2度目の出演だった。2回も出演するのは彼が初めてではないか!?)

 蛤浜は、わずか9世帯という小さな集落だ。牡蠣の養殖で生計を立ててきたのだが、その牡蠣養殖の設備一切が津波で壊滅した。財団は、その再生のための支援を行っている。そして、先のホームページによると、再生第1号の牡蠣の収穫が始まったという!今後、生活クラブとグリーンコープで販売が始まる。

 この牡蠣は、再生費用などを上乗せするため、少々高い。しかし、それを購入し、食べることが被災者支援につながる。年に何度も食べるものではない。少し高いものを食べることで、家計に大きな影響はないだろう。支援とは具体的なことだ。いろんな人の思いがつまった牡蠣を食べようではないか。奥田さんは、その行為を「消費の再分配」と語った。所得再分配とは、税の仕組み等で、富める者から貧しきものにお金を回していくことを言う。それに対して、少々高いものを食べることで、被災地とそうでない地域の間の再分配に参加しようということだ。

 考えてみれば、生活クラブは、何十年も消費の再分配活動を続けてきた。フィリピン、ネグロス島のバランゴンバナナ、インドネシアのエコシュリンプなど、公正貿易(フェアトレード)によって取り扱ってきたものは、まさに国際的な消費再分配に他ならない。

 奥田さんの講演は、全体研修に参加した420人の職員に大きな感動を与えた。

ということで昨日の花。

120527 風の村八街 01-1.jpg

 120527 風の村八街 01-2.jpg

カンパニュラとリョウブ  平原綾香の歌を口ずさみながら生けました。リョウブの形がうまくいかなかった。

120527 風の村八街 02.jpg

ダリア、グロリオーサ、オンシジューム(変わった色です)、ソリダコ、アンスリューム(先週使ったもの)

120527 風の村八街 03.jpg

カラーです。もう少し首をもたげてほしかったのですが…120527 風の村八街 04.jpg

シャクヤクと美女柳、見えにくいですが、ドクダミとあじさい(中庭にあったもの)も入ってます。