2011.04.14

女川の特養へボランティア第2陣出発

 昨日、女川の特養へ女性職員3人が出発した。介護ステーション柏の梅津直美さん、ライフ&シニアハウス市川の阿部香陽子さん、あかとんぼ土浮の九鬼晴美さんだ。

 彼らからの報告が届いている。時系列に沿って転載する。

> 災害ボランティア報告
> 阿部香陽子
>
> 4月13日(水)  一日目
> 11:10 本部(佐倉)を参加メンバー3名で出発
> 13:00 休憩、給油を挟みながら、東北道を北進
> 17:30 仙台市の東北関東大震災・共同支援ネットワークの本部事務局「ひなたぼっこ」に到着
> 18:30 近くの食堂にて夕食
> 21:30 ひなたぼっこスタッフの方に、明日のスケジュールを相談する。また、ボランティアに入る特別養護老人ホームおながわの現状や宮城県の被災、避難状況を伺う
>
> 東北道は特に支障なく、順調に通行しました。車中からは屋根の瓦が落ちている家、半壊した建物が数軒見られました。
> 仙台市内は、塀が崩れた民家や墓石が倒れているお墓など所々被害があった様子ですが、大体の店舗は営業しており、市民生活は落ち着いた状態のように感じられました。ただし、物資やガソリンが出回ったのは先週の日曜日からだったとの事で、それまでは日常生活に大きく支障があったようです。また、現在もガスは止まっているとの事で、ひなたぼっこでは、自宅避難をされている高齢者のかたへお弁当を配達したり、入浴できる所へ送迎をしたりといった活動を行っていると言われていました。
>
> 明日は6時出発予定のため、早めに就寝します。本日伺った宮城県の被災、避難状況は、明日の朝にまとめて報告したいと思います。
 

件名: ボランティア報告?

昨晩ひなたぼっこにて伺った、宮城県の被災、避難状況をお伝えします。

避難している怪我人の方は、比較的軽傷でした。これは、津波の威力が凄まじく、住民の大半は生きるか死ぬかのどちらかだったからとのこと。女川町の人口は約一万人ですが、五千人は避難所、五千人は安否不明という状況です。
石巻市の周辺では、日赤病院しか残っておらず、ほとんどの町の診療所は津波の影響で診療することができません。その為、怪我をされた方以外も持病がある方、津波の後肺炎になってしまった方などがおり、院内は一杯になっている状態だそうです。
ひなたぼっこは、地域の避難所以外にも、要支援、要介護の方、知的障がいのある方、透析患者の方が集まっている宮城県内の福祉避難所へ全国からのボランティアをコーディネートしています。九州の医師団や香川県の病院からも継続してボランティアが来ているとのこと。
共同支援ネットワークのボランティア登録は七百名を超えたそうですが、「被災者の方は、家族、家、仕事をなくされており、本当に傷ついている、今は寄り添うことしかできない」と、ひなたぼっこのスタッフは話されていました。
「今回のボランティア活動は"支援者支援"。自らも被災しているけれど、他の方を支援している地元の方を支えることも大切だと思っている」ともお話がありました。避難所やこれから行く特養おながわのスタッフは、自分たちは髪も洗えず、食料も最後に残った物を食べ、援助活動を行っていたそうです。最終的には復興は外から来た人達ではなく、地元の方がやって行くことになると思うので、地元の支援者に地域の様子を見て来てもらえるように、ボランティアが協力できればと、ひなたぼっこのスタッフが話してくださり、私達も今回の活動の方向性を改めて認識することができました。

本日の活動や現地の状況報告は今晩お送りします。

阿部

 
Subject: ボランティア報告?
 
> 4月14日(木) 二日目
>
> 6:30 ひなたぼっこを出発
> 7:30 朝食。車中にてコンビニおにぎり。物資を運ぶ支援車両、自衛隊の車が多く見られる
> 9:15 特養おながわに到着
> 9:45 生活相談員の方より、震災後からの経緯と現状、ボランティア内容の説明。施設案内。
> 11:45 本日までのボランティアの方より引き継ぎ
> 12:10 各自担当ユニットにて昼食
> 13:00 九鬼さんは遅番勤務
>        梅津さん、阿部は仮眠
> 17:00 ユニットの様子を見に伺い、ご入居者とお話をする。ベットから車椅子への移乗をお手伝いする。
> 18:00 ユニットにて夕食
> 18:30 休憩室にて待機
>
> 石巻市に入ると、車が進むにつれ津波の被害が目に付くようになり、行けども行けども瓦礫の山という地域もありました。女川も同様で、海に近い所では、かつてあったであろう街並みがすべて瓦礫と化していました。何から手を付ければいいのか、元の生活はどうしたら取り戻せるのか、途方に暮れるような状態でした。
> 特養おながわは地形に救われ、津波が半地下の駐車場に数十センチ押し寄せましたが、建物の損傷は一部だったそうです。水漏れ一カ所、中庭の陥没、壁の亀裂という状態でした。ただ、サークル室や共有スペースなどは、支援物資が積まれていたり、ボランティアの休憩室になっていたりと、やはり非常時の様相でした。
> 被災後、職員の通勤が困難だった為、ユニットを一つ減らして編成し、現在は三つのユニットになっています。先日よりユニットを元に戻す予定だったそうですが、余震の為一つのユニットの壁が落ち、延期になったとのこと。こちらでは比較的大きい余震が日に何度もあり、現在はインフラが整っていますが、いつ状況が変わるかわからない状態です。
> 引き継ぎでは、前々回のボランティアの方から記録しているノートを読ませて頂き、注意事項など教えて頂きました。
> 食事は、厨房で調理された温かいものが昨日より三食提供されており、ボランティアも同じものを一緒に頂いています。
> 特養おながわの職員の方も多くの被害を受けているとのことで、私達がお手伝いできるのは、入居者ケアの一部のみですが、できるだけ職員の方をサポートさせていただければと思います。)
>
> 21時より、梅津さん、阿部は夜勤に入りますので、本日の報告は以上にさせて頂きます。
> 阿部 、梅津さん校正