2011.04.26

ホームレス支援全国ネットワークからの現地報告

  東日本大震災被災者支援ネットワークちばが支援物資を送っているホームレス支援全国ネットワークから、現地の活動報告が届いた。

4月17日(日)
【宮城】
通常通り物資配送を行った。グリーンコープのトラックが4台追加で届く。グリーンコープのドライバーの方々は福岡から届けてくださった。2台は宮城県下の配送に使い、2台は翌日に遠野に出発する。福岡から遠路はるばる来てくれた「元気くん」トラックにこちらも元気をいただく。
 
 
【岩手】
ホームレス支援全国ネットワークのボランティアスタッフとワンファミリー仙台スタッフが岩手に出発。当地にて様々なキーパーソンに会いどのような活動が必要かのニーズ調査を実施する。宮城同様、公的避難所では物資が潤沢にあるものの、私設避難所にはまわっていない現状があるようである。自衛隊などが物資補給に来ることもあるが、不定期であり、物資補給者と被災者の間で顔の見える関係ができあがっていない避難所が多数ありそうな感触。またキーパーソンの中には救援物資独自配送する組織を立ち上げ、物資が不足した個人宅に避難した人たちに、物資を届けているところもあるようだ。ただし、資金的に個人ベースで行っているようで、こちらが協力できる余地もありそうで、どのような支援が必要なのか形を探りたいと考えている。また、当面の拠点を遠野に設置した。ここから大船渡や陸前高田へ物資を運ぶ。
 
4月18日(月)
【岩手】
昨日同様、現地のキーパーソンにヒアリングを実施し支援ニーズの聞き取りに努めた。またグリーンコープのドライバー2人がトラック2台を遠野に届けてくださった。そのトラックを使い、翌日から現地団体と協力しながら物資配送や様々な支援を実施することとした。
 
4月19日(火)
【宮城】
仙台市に設けている倉庫機能がさらに整ってきた。物資もきちんと整理され、効率的な配送をできるようになってきた。それと同時に物資の管理者を置き在庫の一元管理を行うようになった。
 
【岩手】
遠野の現地団体をサポートし、物資の搬送を実施した。また陸前高田のボランティアセンターに必要としている物資を届けた。陸前高田などの沿岸部は細い路地も多いため多量の物資が1度に入れらず、また、配送手段が少ないため、遠野に集積している物資を十分に配送出来ていない現状がある。小回りのきく配送手段が有効であり、グリーンコープのトラックは極めて有用であることがわかった。
 
4月20日(水)
【宮城】
通常通り物資配送を実施すると同時に、ワンファミリー仙台を中心に石巻で炊き出しを実施。弁当やうどんなどを提供。60人近くと聞いていたが、噂が広まり、予定数以上の人数が集まった。久しぶりに温かいものを食べたと、非常に喜ばれる。今月末にもう一回炊き出し予定している。
 
【岩手】
大船渡で物資仕分けを実施する。また同時に、ニーズの掘り起こしを行い、当座輸送する物資を確かめ、輸送の手続きを進める。大船渡市の市議会議員の話では、当地での失業問題は深刻で、雇用につながる活動が望まれているとのこと。今後、現地が経済的にもまわり出すよう、支援のやり方も段々と変更していかなければならないだろう。
 
4月21日(木)
【宮城】
東松島市のある集落の避難所に無償で利用できる証明写真ボックスを届け設置した。というのも、復興に向けた雇用が始まってきているものの、履歴書に使う写真が撮れない状態が続いていたためだ。最初はデジカメとプリンターで対応できるのでは考えたが、避難所に人を出す余裕はない。ホームレス支援全国ネットワークのスタッフがフィルムメーカーと交渉し、搬送から設置までの一連に携わった。被災者の雇用から現地を復興する足掛かりとなってくれるだろうと思う。非常に迅速にご決断いただいたフィルムメーカーのご担当者に感謝申し上げたい。

4月22日(金)
東松島市の避難所に設置した証明写真ボックスをさっそく利用された方があった。本日は、履歴書とボールペンもお届けし、より就労面接に直結する
ように改善した。
 また石巻市の何度か訪問した寺院で、最初に行った現地スタッフに来て欲しいとの声があった。モノだけでなく、人物のニーズがあがったのは
はじめてで、被災者との関係性が育ちつつあるものとして嬉しい限りである。