2011.04.27

統一地方選挙の結果

 統一地方選挙は予想通り民主党の敗北で終わった。震災への対応のまずさが敗北の一因との見方が党内外から出ているが、私はそうは思わない。思い返してほしい。震災前、菅政権の支持率は漸減を続け、10%台にまで下がっていた。震災後初めて行われた世論調査では、むしろ久しぶりに支持率が上がっていたのだ。

 私は、震災がなければ民主党はもっと負けが込んでいたと思う。震災後に支持率が上がったのは、「菅さんが悪い、民主党が悪いとか、そんなことを言い募るより、とにかくこの未曽有の大災害に正面から向き合ってくれ」という国民の意思表示だったと思う。

 実際、震災対策、特に原発被害に対して国民の評価に耐える対応をしていれば、支持率はさらに上がっただろう。しかし、現実はそうなっていない。与野党、さらにマスコミの政権叩きには政局の様相が強く、私自身は不愉快な思いでいる。今回は、阪神淡路大震災とは比較にならない規模であり、うまく回らないことが多いのはある程度は止むを得ないことだと思う。被災者の思いを政権批判に直結する動きに、私自身は吐き気がすることも多い。

 しかし、菅首相の動き方もまた政局にらみの臭いが強く、こちらも不愉快極まりない。何と言っても、トップとしての存在感をまったく示せていない。はっきり言って器が小さすぎるのだ。

 この非常時に、何という悲劇だろうか。

 こうなったら、「菅、辞めろ」と主張する自民党、公明党、民主党等の有志が、大連立の具体的な閣僚名簿案まで示して、菅首相の辞任を求めたらどうか。そうでもしないと、この閉塞を破ることはできない。被災者支援、復興を最優先した目を見張る動きを作って欲しい。