2011.06.29

生活クラブと私12 風の村

 1991年は生活クラブ千葉設立15周年、その記念事業として八街市に「風の村」がオープンした。といっても、2000年2月にオープンした高齢者福祉施設風の村(現、生活クラブ風の村八街)のことではない。

 宿泊ができる研修、保養施設を創ったのだ。その名称が「風の村」だった。後にこの名を高齢者福祉施設の名称にし、そして今年度から法人全体の通称として使うことになった「風の村」の起源はこの研修、保養施設だったのだ。木造で、詰め込めば30人くらい泊まれる宿泊棟と研修棟の2棟を作った。(大工の棟梁は、当時、三里塚芝山空港反対同盟青年行動隊の事務局長だった石毛博道さん)

 「風の村」ができてからは、理事や職員の研修は基本的にここで行なった。常駐の管理人を配置し、食事、宿泊可能だったので、日帰り研修はもちろん、1拍研修にも大変便利だった。当時は、職員はもちろんだが、理事の研修も年2回は1泊だった。夕方までの机に向かっての公式研修よりも、お酒が入っての夜の交流会のほうが実り多かったように思う。子連れの参加も普通のことだった。

 組合員の一泊研修は、その後徐々にすたれて、今はほとんどないという。ご主人、お子さんを置いての宿泊というイベントが当時とは比較にならないほど抵抗が強いのだろう。それが良いことなのかは私にはわからないが、お泊まり研修が、理事どおし、理事と職員の距離を縮め、活動を円滑に行うために役立ったことは間違いなかった。

 もう、そういうことは無理なのだろうか。

今は、かつての「風の村」の奥に、風の村保育園八街ができ、研修棟が地元のNPOによる障がい児のための児童デイサービス「ぶらんこ」として利用されている。