2011.07.27

中核センター新会長に池口氏

 昨日、中核地域生活支援センター連絡協議会の新会長に、中核センター「夷隅ひなた」の所長、池口紀夫さんが就任した。5月29日に亡くなられた細渕宗重会長の後任を選出するための臨時総会が、県庁多目的ホールで開催されたのだ。

 今、中核センターは県内13福祉圏域に1ヶ所づつ設置されている。当初は14か所だったが、柏市が中核市になったことで県の施策対象から外れたため、1ヶ所減ったのだった。その柏圏域の中核センターが生活クラブ風の村が運営母体の「あいネット」だったのだが、県の事業を柏市が引き継いでくれ、市の単独事業としてあいネットは活動を続けている。連絡協議会にも引き続き正会員として参加させていただいており、昨日の総会に出席したのだった。

 新会長の池口さんは、中核センターのまさに生みの親だ。堂本県政が始まった2001年度以降、県は翌年の重点施策を「アクションプラン」として作成するようになった。2002年度のアクションプランは県庁各課で議論し、取りまとめがされたが、2003年度分からは、福祉分野のアクションプランに関しては「作業部会」が設置され、障害などの当事者や福祉の現場で活動する現場の人が委員になった。「白紙の段階から当事者を含めた県民自身が施策づくりを行う『健康福祉千葉方式』」の始まりだった。委員は無償、会議は働いている人も参加できるように、夜7時からの開催だった。県庁の職員が退庁するのと入れ替わりに、車いすの人、全盲の人などが通用口から入る光景に、県庁の新しい文化を創っているという自負心を感じたものだった。この「作業部会方式」は、堂本知事が退任する2009年まで、福祉分野だけでなく、NPO、中小企業、観光政策など多くの分野で続けられ、県民自身による施策づくりが行なわれた。

 その最初の「2003年医療、福祉分野のアクションプラン策定作業部会」の席で、池口さんから、24時間365日、あらゆる福祉分野を横断してどんな相談にも応じる相談センター「中核地域生活支援センター」の提案がされたのだった。

 千葉県独自の中核センターの活動は、全国から大きな注目を浴び、現在全国でモデル事業が行なわれているパーソナルサポートセンターの下敷きにもなった。中核センターは、千葉が全国に誇る相談センターだ。

 その生みの親である池口さんは、細渕さんの後任にもっともふさわしい人だ。新会長の就任を心からお祝いするとともに、中核センターのさらなるスキルアップのために力を注いで下さることを期待したい。