2011.08.19

生活クラブと私13 福祉クラブ生協設立準備会

 1992年6月、福祉クラブ生協設立準備会が発足した。これが生活クラブ千葉における福祉事業の始まりだ。

 私たちは、当初、福祉事業を、生活クラブ千葉とは別の新たな生協を創って行なおうと考えた。それは生活クラブ神奈川のスタイルを踏襲したものだった。生活クラブ神奈川は、班共同購入のシステムで品物を配達する本体の他に2つの生協を設立した。一つはデポー(お店)という供給形態をとるコミュニティクラブ生協、もう一つが宅配形態の福祉クラブ生協だ。品物の供給形態によって別の生協にしたのだ。そして、福祉クラブ生協は、宅配だけではなく、ホームヘルプサービスなどの福祉事業も行うことにした。

 この神奈川のやり方を模倣して、千葉にも宅配と福祉事業を組み合わせた福祉クラブ生協を創ろうと考えたのだ。準備会を設置して新たな生協づくりが実際に始まった。しかし、2年後に大きな方針転換をすることになる。品物の供給形態によって生協を別にするという神奈川方式への疑問が広がってきたのだ。神奈川ではデポーは別生協にしていたが、千葉では1984年に始めたデポー形態も本体の生活クラブ千葉の一つの部門だった。新たに始める宅配形態だけを別生協にする積極的な理由がどうしても見つからなかったのだ。

 結局、千葉では、1994年に、共同購入の3つの形態(班、デポー、個配)、福祉の4つの事業をすべて一つの生協で行なうという方針転換を行なった。そして、福祉事業を「たすけあいネットワーク事業」と名付けた。

 公式記録としては、たすけあいネットワーク事業を開始した1994年を生活クラブにおける福祉事業開始の年としている。3年後には20周年になる。