2011.08.26

在宅透析訓練卒業検定

 一昨日と今日の2回、いつもの透析室ではなく病棟の個室を用意していただき、透析装置一式を運び込んでセットし、自宅と同じ設定をつくり、(技師さんや看護師さんの見守りなく)妻と私の二人だけで準備から終了までを行なっている。いわば卒業検定だ。これまでは、4時間の透析中、妻はベッドサイドを少々離れても問題なかったが、他に見守りがないので、ずっとついていなければならない。これは結構退屈でしんどいだろうと思う。

 2ヶ月半に及ぶ妻との病院通いももうすぐ終わる。そして、在宅が始まると、もしかしたら生涯、私の透析中、彼女は家を離れられなくなる。いくら感謝しても足りない。

 およそ3カ月の訓練もいよいよ大詰めだ。おそらく再来週あたりから自宅での透析を始めることができるだろう。透析のためにはたくさんの医療用品、薬剤を自宅に継続的に届けてもらうシステムを構築しなければならない。これが思いのほか大変で、その調整に最低来週1週間は費やすことになりそうだ。訓練は合格でも、この調整が済み、実際に必要な用具が自宅に届くまでは引き続き病院での透析を続けるしかない。「お預け!」を食らった犬の心境ではあるが、ここまでくれば少々のことは我慢するしかない。

 それにしても、私の在宅透析開始に向けた病院側の体制整備に、あらためて感謝したい。この3ヶ月間、毎回、私たちの指導担当技師を就けて下さった。何度となく、スタッフによる打ち合わせやミーティングが行なわれてきたはずだ。病院にとっても一大プロジェクトであったことと思う。それに報いるためにも、事故なく安定した在宅透析が続けられるように、細心の注意と節制をしなければならないと思う。また、私の経験とデータの蓄積が、千葉県で私に続いて在宅をめざす透析患者の出現につながることをめざし、情報の発信をしていきたい。

 欧米では透析患者のおよそ10%が在宅なのに、日本では全国で200人しかいないというのは、以下にも少ない。そこに風穴があくことになればうれしい。