2021.08.09

おとといの花

「若者からはじまる民主主義 スウェーデンの若者政策」を読んでいます。ため息が出るばかりです。

たとえば、スウェーデンの2018年総選挙における18歳~29歳の若者の投票率は85%です。全世代が87%ですから、ほとんど変わりません。2002年総選挙の72%から徐々に上がってきているのです。これに対して、日本の2019年の参議院選挙の10代と20代前半の投票率は、29%です(全世代でも59%)。あまりにも大きな違いにただただ驚きます。しかし、この本を読んでいけば、この投票率は、若者に対する丹念な施策の結果であり、ある意味、当然であることが分かります。スウェーデンの学校教育法は、教育の目的を「スウェーデン社会の基盤となっている人権の尊重と、基本的な民主主義の価値を伝え、根付かせる」と定めています。日本の教育基本法は、第1条で「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」としています。う~ん、似てるようで違うなあ。スウェーデンでは、この理念に基づいて、若者を13歳~25歳として(うん、これも良い!日本では、18歳を超えると児童福祉法の対象から外れ、19歳以上の若者を支援する法律はなくなってしまう)いるが、彼らの学校以外の公的な「居場所」や民間のサークル活動が縦横無尽に配置されており、多くの子ども若者がこれらの施設を利用しています。また、4年に1回の総選挙のたびに各高校では、実際の選挙と同じ模擬投票が行われます。実際の候補者の演説会も催されるとのことです。

今、日本の子ども若者は、さまざまな困難に直面しており、多角的な支援が必要です。この本を読めば、何をしなければならないかがとてもよくわかりますが、同時に、一つ二つつまみ食いしても何の効果もないだろうこともわかります。まずは、子ども若者はどういう存在なのかの理念を明確にして、包括的な支援体系を構築していかなければなりません。

国の役割がもっとも大きいことは言うまでもありませんが、現政権では、まず、理念のところでいわゆる保守派に粉砕されてしまいそうです。

そこで、まずは、知事が代わった地元千葉県でやれることがないか、考え始めています。

さて、おとといの花です。

黄色い百合とソケイです。上の方にソケイのかわいい花が咲いています。

ドウダン、フロックス(黒く見えている花、実際の色は黒紫)アンスリウム

グラジオラス、アレカヤシ

1か月ほど前に買ったトキワシノブがまだ元気です。

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