2020.03.09

ユマニチュードと昨日の花

生活クラブ風の村では、ユマニチュードを基本として認知症ケアをおこなっています。大熊由紀子さんから「「絆」を築くケア技法 ユマニチュード」という本をいただいたのですが、昨日読了しました。ユマニチュードを我が国で実践するうえで、一つもやもやしていたことが、p155ページの次の一節ですっかり晴れました。少し長いけれど引用します。「日本人に合っているのかとの質問に、ジネスト氏はこう答えた。もちろん日本人はフランス人に比べて日常生活において身体接触は少ない。人前で抱擁はしないし、日常で目を見つめあうこともあまりない。しかし、とジネスト氏は言った。「看護では患者の陰部に触れますよね。」それに比べたら、肩に触れて目を見つめるくらいなんでもないのではないか、と。ジネスト氏の話を私なりに説明するとこうなる。ケアでは日常ではしないことをする。それが必要なことであり、当たり前に行われていることである。だから、日常生活での日仏の文化的な差異よりも、日常文化とケア文化の差異を前提に語るべきである。ケア文化は陰部に触れる文化である。議論するなら、陰部に触れる文化における「肩に触れ目を見つめ優しく話しかける」行為をどう評価するのかを論じなければならない。陰部に触れるより、肩に触れ目を見つめ優しく話すほうがよほど非暴力的だ。しかも、それで患者との関係性が構築でき、回復や機能維持に役立つなら、見て触れて話さない理由はどこにもない。」

「陰部に触れる文化」なんとも新鮮な言葉でした。私も、昨年褥瘡治療で手術をした後、4週間ベッド上安静になり、若い看護師さんたちに陰部洗浄をされ続けられました。私は「我慢」することができます。しかし、認知症になったらどうでしょう‥‥

素晴らしい本です。お薦めします。

さて、昨日の花です。

郁子(むべ)と百合です。先週、「蓼」としたのは、「郁子」の間違いでした。

チューリップ、ガーベラ、カスミソウ

季節外れですが、ガクアジサイです。鉢物を買いました。

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