2021.07.26

日曜の花

土曜の夜から日曜の朝にかけて、久しぶりにほぼ徹夜をした。こうなることが予想されるから小説はできるだけ読まないようにしているのだが、新聞の書評欄でどうしても読みたくなって、久しぶりの小説「52ヘルツのクジラたち」を買った。そしたらやはりだった。ベッドにはいったら本を読むのが日課だが、小説でなければ、大概、早々に適度な眠気が襲ってきて、本を閉じる。だが、小説はだめ、12時くらいから読み始めて、朝5時になっても眠気がこない。いくら何でも完徹はまずいと、あと20ページほどで読み終わるのだが、我慢して目を閉じた。目が冴えてなかなか眠れなかったが30分くらいで眠りに入ったようで、7時まで1時間半ほど睡眠をとることができた。

52ヘルツのクジラは、Wikipediaで調べれば出ている。普通、クジラは20~39ヘルツの周波数で交信しているのだが、世界に1頭だけ、52ヘルツで発信しているクジラがいることを、アメリカの海洋研究所が確認しているそうだ。もう発見して30年以上が経過しているらしい。52ヘルツの発信(声といってもよい)を受信できるクジラはいないので、彼(彼女かも)は、何十年もずっと一人で生きている。「助けて!」と声を出しても誰にも聞こえない。

人間でも、52ヘルツで発信しているが、誰にも聞こえず孤立し続ける人たちがいる。この小説は、52ヘルツで発信する一人の成人女性と13歳の男の子がたまたま出会う物語だ。今年度の本屋大賞受賞作。虐待を受けた経験を持つ成人女性キナコと今まさに虐待を受けている52(自分の名前を言えないので、キナコたちがとりあえずつけたあだ名)のやるせなくなるほどリアリティがあり、そして面白い物語。小説の力を再認識した。林真理子の8050もずっと前から買おうか悩んでいるのだが、寝不足で仕事に差し支えることが怖くて、まだ迷っている。

さて、昨日の花です。

風の杜の栗(小さなまだ青いイガグリがついています)、グラジオラス、マリーゴールド

ひまわり、ドラセナ

先週のトキワシノブにこれも風の杜のノーゼンカヅラ

変わった色のグラジオラス、バラ、ドラセナ

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