スタッフメッセージ

ホーム スタッフメッセージ 長谷川桃子

ある1日のお仕事の流れを教えてください。

母屋(事務棟)で、「はぐくみの杜」に必要なこと、事務作業、スタッフのサポートなど全体の統括業務を行なっています。
朝のミーティングで全ホームの前日の様子を聞き、子どもたちの性格の傾向や、その子の行動や特徴を考えながら、今後の方針について検討します。出勤してくるスタッフに引き継ぎや検討事項を共有し、業務にまつわる相談も受けています。
下校時間になると、母屋に顔を出す小学生や中学生の話を聞きつつ、高校進学に必要な小論文や志願理由書などの添削を行うこともあります。

この仕事と出会ったきっかけは?

就職活動をしていたときに、はぐくみの杜の施設長と出会ったことです。
大学生の頃、とある児童養護施設のパンフレットを見ていたら、ものすごく詳細な生活スケジュールが書かれていて、「普通の生活ってスケジュール管理されなきゃならないもの?」ともやもやとした疑問が浮かびました。私は大学では心理学を学んでいたこともあって、「人にとって、普通の生活を送ることがいかに大切か」ということをずっと考えていたんです。
ちょうどその頃の私は、将来の進路についても考えるようになっていて、近所に住んでいた福祉業界経験者のおじいちゃんによく相談に乗ってもらっていました。その方が、「はぐくみの杜」の施設長と知り合いで、施設長に引き合わせてくださったのが、この仕事との出会いです。
初めて会った施設長は、全く堅苦しくない自然な雰囲気を持っていて、私はすごく好感を持ちました。当時の「風の村」では新しい児童養護施設を立ち上げる話があって、施設長が「そこでの仕事は、朝に新聞読むような普通の暮らしを送ること」と冗談ぽく説明してくださった言葉に、とても感銘を受けました。そのときには、もう「風の村」で働くことを決めていました。

「はぐくみの杜」では、どんな暮らしを送られているのでしょうか?

ここでは生活スケジュールで子どもたちを縛ることはありません。スタッフたちにも、きっちりとしすぎるのではなく、家でもそうしているように気負わず、肩の力を抜いてもらいたいと思っています。洗濯物をたたんでいて、ふっと気を抜いて横になっているときに、子どもたちが寄ってきて一緒にお昼寝をするような。子どもたちにとって、そういう何気ない団らんの記憶を積み重ねていけたらと思っています。

今の仕事のやりがいを教えてください。

一緒に生活をしていた子どもたちが年齢を重ねて、自分の気持ちを言語化できるようになっていく様子に気がついたときは、やりがいというより安堵の気持ちの方が大きいかもしれません。
以前、言葉遣いが荒く、なかなか自分の気持に素直になれない小学生の女の子がいたのですが、その子が中学3年生の運動会でしっかりと楽しそうにソーラン節を踊っているのを見たときは、スタッフみんなで泣きました。「はぐくみの杜」の大人はみんな親バカになってしまうんですね。子どもたちの成長が実感できる入学式や運動会では本当に感動してしまって、泣いてしまうスタッフも多いです。
最近の私は、子どもたちと接することよりも、スタッフのサポートが主になっています。物事がいい方向に進んだときのスタッフの笑顔や、そのスタッフたちと一緒に子どもの成長を実感できたときに、やっていてよかったとしみじみ思います。

これからエントリーする人へのメッセージをお願いします。

この仕事は、体力はもちろん、精神力も必要です。私も最初からそういった力を持ち合わせていたわけではありません。一緒に働く仲間と壁にぶつかり弱音を吐いたりもしながら、子どもたちのためにと前を向き続けているうちに養われてきたのかなと思います。
子どもが与えてくれる何気ない表情や、「ありがとう」の言葉に勝るものはありません。経験しないとわからないことが社会にはたくさんあります。積極的に、でも謙虚に、多くの人や物事と関わることを怖がらないでください。
たくさん見学を重ね、その上で「はぐくみの杜」に魅力を感じてもらえたら、そのときは一緒に子どもの成長を見守りましょう。

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