竹中エンジニアリング学習会報告
福祉用具事業部の3月用具勉強会はセンサーマットです。
徘徊センサーについて、特長や扱い方法をメーカーに来てもらい学習会をしました。
講師: 竹中エンジニアリング株式会社 ヘルスケア事業部営業課チーフ 髙橋氏
日時: 2019年3月12日(火)18:00~19:00
1959年創業で京都府に本社を置き、セキュリティ商品中心にOEM供給などをしている売上高192億円(2017年実績)のメーカーです。
防犯センサーなどの技術を持つため、この技術を利用した介護用品「センサーマット」を製造しており、福祉用具事業部では定番的に扱っている商品について、今回は東京営業所チーフの高橋氏を迎え学習会をしました。
今回お持ちいただいたのは「お待ちくん」「起き上がりくん」の2商品です。
特に「お待ちくん」については福祉用具事業部での徘徊センサーの主力商品です。
【お待ちくん】
40cm☓75cmのマットが本体で、踏むと感知し電波を飛ばす事で離れた場所の子機が鳴る。というものです。電池使用(単4アルカリ2本)でコンセント不要です。
ずれないよう、裏に滑り止め加工がされています。
【起き上がりくん】
25cm☓80cmのマットで、ベッドの上(肩甲骨の下あたり)に置き、起き上がると感知し電波を飛ばす事で離れた場所の子機が鳴る。というものです。電池使用(単4アルカリ2本)でコンセント不要。
離床時間が1秒間~8秒間で設定できます。
ずれないよう、裏に滑り止め加工と、固定のための紐通し穴が施されています。
上記二点とも電波法で規制されているので強力な電波は使えませんが、その中でもとても安定した動作を誇ります。
見通しの良いところでは100メートル。窓がある部屋では1階と2階でも大丈夫(状況により変わります)
中継機を利用する事で曲がった先のお部屋にも対応できます。
本体(マット)脇にボタンが付いており、2度押しすることで「休止モード」になります。
「休止モード」中はケアする場合などいちいち鳴らなくて済むという機能です。5分経つと通常モードに戻るので電源つけ忘れなどの心配がありません。
また、10時間毎に子機(鳴る方)に信号を送っており、電池残量をチェックし少なくなると点滅表示をしてくれるので電池切れの心配もありません。
○子機は2種類。
・【据え置き型の子機】常時電源をつなぎ、音と光で知らせてくれます。
また、8種類の音に設定することができるため、施設利用に「利用者毎の音に設定できる」便利な商品です。
30台までの登録ができます。
・【携帯型子機】充電式で非常に小型の子機です。バッテリー(リチウムイオン)寿命は1年から1年半が目安。
「E2」という表示が出たら、バッテリー交換のお知らせです。
ポケットに入れて持ち歩くことができ、音と振動で知らせてくれます。
音は「ピピピ」と1種類ですが、この子機1台で50台のマットを登録することができます。
表示液晶は小さいですが、メモリ機能を持ち、番号管理でどこのマットからの信号かがわかる仕組みになっています。
50台の登録が簡単にできるよう、PC接続用のポートが付いています。
非常に高機能な子機なのですが、すべての機能を使いこなすのはなかなか難しいと感じました。
「踏んだら(または離床したら)鳴る」という基本機能でまずは充分だと思います。
また登録方法の実際を見せてもらいました。
介護保険対象商品で、下記金額で取扱しています。
○「お待ちくん」「起き上がりくん」レンタル価格¥5,000(500単位/月)
○「据え置き型受信機」レンタル価格¥3,000(300単位/月)
○「携帯型受信機」レンタル価格¥4,000(400単位/月)
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