ぼく、わたしに任せて!

2020.12.01
生活クラブ風の村保育園八街

一人でできることが増えて、「自分でできること」が嬉しくて楽しいかぜぐみさん。身近な大人や友だちがやっていることに、なんでも「やってみたい!」と興味をもって取り組む姿がみられます。また、困っている友だちをみつけると「どうしたの?」と声をかけてくれることも。

そんなある日。今日はなにして遊ぼうかな?と戸外に出ると・・・

なにやら園庭の奥の方で大人が丸太を運んでいます。げんきもりもりうんどうかいがあり、片付けられていた丸太を元に戻していたのです。

最初は大人だけで運んでいましたが、たくさんの丸太を大人だけで運ぶのは大変で、力を借りるべくかぜぐみさんにお手伝いの依頼をしました。そんな大人のお願いに、「わかった!」「てつだってあげる!」と快く引き受けてくれました。

いざ丸太を転がしながら運んでいきますが、かぜぐみさんにとって丸太は大きくて重たそうにしている様子がありました。思ったように進まないのか、あっちにいったりこっちにいったり。。。ですが、遠回りをしながらも少しずつ、ゆっくりと丸太を園庭の奥から中央へ運んでくれました。

1人が運んでいると、もう1人。またもう1人と、友だちが一生懸命と丸太を運ぶ姿に背中を押され、たくさんの子がお手伝いに来てくれました。

みんなで力を合わせて運んだ丸太です!

運び終わったあとに、「つかれたよ~」と口にする子もいましたがその表情からはやりきった満足感、達成感のようなものを感じました。みんなには、助けてくれてありがとうと感謝の気持ちを伝えました。

その後、丸太に乗って飛んだり、丸太と丸太を渡ったりと楽しむ姿がみられました。

自分だけでなく身の回りの人の姿が見えてきて、自信も深まりたくさんのことにチャレンジしてみたい、挑戦したいと思う時期だからこそ、困難があったとき子どもたちができそうなことは、子どもたちと共有して、一緒に取り組んだり、子どもたちの力に委ねてみたりすることで、任せてもらえる喜びや誰かに喜んでもらえる喜びを生活のなかでたくさん感じられるような環境をつくっていきたいと感じました。

その中で、子どもたちの心の中でだれかを思いやるという心の土台が育っていくと嬉しいなと感じています☆

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