管理栄養士にっしーの日記④
皆さま、こんにちは!
私は、風の村光ヶ丘の管理栄養士です。
突然ですが、ここ光ヶ丘では職員研修にとても力を入れています。
様々な分野の研修がある中で、食や栄養に関しての研修の講師は、僭越ながら私にっしーが担当しています。
私が研修の内容を考えたり、テキストを作成する時に、実は毎回毎回、ある利用者様のことを思い出します。
その利用者様は、毎日私の事務室にお越しになっていました。
そして、そのうちに私と一緒に食数の計算をしてくださるようになりました。
そこから始まって、書類の整理を一緒にしてくださったり、時には献立を一緒に考えてくださったり。
本当に毎日毎日、2人で「業務」をしていました。
私が残業で遅くなった時は、私の事務室まで心配して何度も見に来てくださって、「こんなに働いてはダメ。もう明日でいいから。」と、声をかけてくださいました。
その利用者様には、本当に色々なことを教えていただきました。
その中の1つが、「他の誰かに何かを教える時の心得」です。
誰かに何かを教えるためには、何を質問されても、どんな時でも答えられるように、日頃から充分な準備をしておかなければならない。
私は言いました。
こんなに膨大な知識をずっと覚えておくことができなかったら、その場で質問に答えられなかったら・・、その時はどうしたら良いのでしょうか?
利用者様は、すぐにこうおっしゃいました。
もしも自分の知識が足りなくて、その場で答えられない時は、「その質問に、今は充分に答えることができないので、申し訳ないがちょっと時間が欲しい。」と、正直に相手に伝えること。
せっかくの質問に対して、中途半端な説明で済ましてはいけない。
その時に答えられなくても、準備をした上で、後日相手が納得がいくまで説明すればいい。
このことを、何があっても覚えておいて。
必ず、あなたの役に立つから。
「この質問に、今の自分は充分に答えることができない・・。」
そう自分で気付くことが出来るようになるにも、やはり勉強していくことが大事なんだと、しばらくして気付きました。
そして、それを、ただただ粛々と続けているうちに、そこに楽しさを見いだすようになりました。
今こうして、本当に講師をさせていただいている姿、天国で見てくださっているかな・・・。
さて、私が受け持つ研修では、高齢者(利用者様)の健康や栄養などについて、専門的に深掘りします。
と、同時に、職員の健康と栄養についても視野に入れた上で講義を進めていきます。
それは、なぜなのか?
利用者様の日々の生活をしっかりとお守りするには、私たち職員が健康であることが大切だと考えているからです。
ここ光ヶ丘では、職員ひとりひとりが自分の健康にも目を向けることで、多くの利用者様の日々の生活を支え続けることに繋げています。
さて、先ほどの利用者様との、ある日の会話にお話を戻します。
「美味しいものって、どんなイメージ?」
「それは、あたたかくて、やわらかくて、ふわふわしたもの。」
にっしー:(あたたかくて、やわらかくて、ふわふわ=手作りの蒸しパン!)
ということで、厨房で手作りした蒸しパンのメニューが誕生しました。
↓写真は、ほうれん草の蒸しパンと、人参の蒸しパンです。
↓こちらは、先月の手作り蒸しパン。
バレンタインにちなんで、チョコレートの蒸しパンと、プレーンの蒸しパンです。
温かくて、柔らかくて、ふわふわ♪
【季節の手作り蒸しパン+シチューかポトフ+サラダかお浸し+ヨーグルトかゼリー】
秋から春にかけての、季節限定メニューです↓。
「今日は大好きな蒸しパン!」と、利用者様から歓声があがるほどのメニューへと進化を遂げています。
ほんのり甘い。
光ヶ丘調理、自慢の一品です。
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