管理栄養士にっしーの日記⑤

2025.03.27
生活クラブ風の村サポートハウス光ヶ丘

皆さま、こんにちは!

私は、風の村光ヶ丘の管理栄養士です。

何度も言うようですが、ここ光ヶ丘で管理栄養士は私ひとりです。

その日もひとりで淡々と、この貼り紙を作成し、そしてそれを厨房付近の壁に、たった1枚だけ貼りました。

にっしー:(これでよし。)

それ以降の、私にっしーの日常を、ダイジェストでお送りします。

シーン1

貼り紙を貼ってから、わずか約3分後

通路を歩いていたら、施設長に話しかけられる。

施設長:笑顔で「あの貼り紙に書いてあるエスカロップって、なんのこと?何かの間違い?さっき、調理スタッフさんにも聞いたんだけど、わかりませんって言ってたよ。」

にっしー:(貼って3分弱で反応。施設長、反応早いな。)

以下は翌日以降

シーン2

ひとりで栄養価計算をしていたら、利用者様の声が聞こえる。

利用者様:「エスカロップと書いてある。」

ヘルパー:「また管理栄養士さんが、面白い料理を考えているのかもしれませんね。楽しみですね。」

シーン3

外部の方同士の会話が聞こえる。

外部の方:「エスカロップって??」

外部の方:「調理一同ってことは、食べ物?気になるー。」

このように、皆様の心を掻き乱す「エスカロップ」

にっしー:(・・・。狙い通り。)

興味を持っていただけたら、しめたものなのです。

エスカロップとは、実は北海道の根室のご当地グルメなのです。

こちらは、バターライスの上にトンカツをのせ、その上からデミグラスソースをかけた料理でございます。

ここ光ヶ丘では、利用者様に旅行気分を味わっていただこうと、日本各地の郷土料理やご当地グルメを再現して提供しています。

さて、提供の日が近付くにつれ、にっしーの心に不安がよぎります。

にっしー:(こんなに話題になっているけれど、エスカロップは利用者様に受け入れていただけるのだろうか?)

にっしー:(いや、これまでの利用者様のご様子だと、この料理は光ヶ丘で間違いなく大ヒットするに違いない!大丈夫だ!)

そして、提供当日。

4人の調理スタッフが、エスカロップの調理に全力であたります。

気合は十分。

高まる緊張感。

そして、その結果、出来上がったのかこちら↓。

光ヶ丘調理、渾身の「エスカロップ」。

並ぶエスカロップたち↓

私にっしーは、ミールラウンドを実施。

利用者様:「おいしい!!。」

利用者様:「もっと食べたい!!」

にっしー:「よかった・・・。」

調理スタッフ:「よかった・・・。」

このように、ここ光ヶ丘では、献立の立案・レシピ開発・調理から提供まで、管理栄養士と調理スタッフが一丸となって、1年365日、1日3食、手作りの味をお届けしております。

さて、今現在ここ光ヶ丘では、この1枚の貼り紙が注目を浴びています↓。

「全館完食のため再登場 エスカロップ 調理一同」

そうなのです。

あの日、エスカロップは、なんと全館完食だったのです!

にっしー:(エスカロップは、定番化かな。)

エスカロップ、今後も登場予定です。

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