管理栄養士にっしーの日記⑭

2025.12.17
生活クラブ風の村サポートハウス光ヶ丘

皆さま、こんにちは!

私は、風の村光ヶ丘の管理栄養士です。

早いもので、今年も師走も半ばとなりました。

ここ光ヶ丘の師走は、今年もとても賑やかです。

と申しますのも・・、

こちらをご覧ください。

冬至と言えば南瓜と柚子ですが、ここ光ヶ丘ではこちらにちなんで、冬至のお昼ご飯は毎年、南瓜と柚子の手作り蒸しパンを提供しています。(年に1度の大人気メニューです。)

そして、こちらにも。

クリスマスメニューのご案内。

キャロットライス・スープ・白身魚の地中海・サラダ・プリン。

今年は、プリンを可愛くデコレーションする予定です。

このように、ここ光ヶ丘の館内に所々に貼られているポスターの数々。

こちらは、実は私にっしーの仕業なのです。

しかし、私にっしーがこれを勝手に行っているわけではありません。

例えば・・、

上記のクリスマスポスター掲示前

にっしー:「施設長、こちらを掲示してもよろしいでしょうか?」(施設長の似顔絵風のイラストが入っているので。↓)

施設長:「かわいい。もちろん掲示してください。」

にっしー:(あ、施設長、まんざらでもなさそう??)

にっしー:「ありがとうございます。」

実は、この施設長のイラスト、利用者様にも職員にも大人気でして、毎年「欲しい」とのお申し出が何件かございます。

ケアワーカーからも、「さっき、クリスマスメニューのポスターを利用者様が何人かでご覧になっていて、かわいいと。どんな料理か楽しみと盛り上がっていました。」

また、ご家族からも、「冬至の日に南瓜と柚子の手作り蒸しパンだって!なるほど。美味しそう。」

このように、多くの反響をいただいております。

さて、【食べることは生きること】

このように言われていますが、だからこそ、如何に食に興味を持っていただけるか?ということを、ここ光ヶ丘ではいつも考えています。

そして、その取り組みの1つが献立ポスターの掲示となるわけです。

【食に興味を持っていただく】【お食事を楽しみにしていただく】

そのために、ここ光ヶ丘ではポスターの掲示だけでなく、献立名も工夫しています。

例えばこのような献立名です・・、快盗イヌリン、冠(かんむり)パスタ、ハッスル丼などなど。

しかし、何故にここまで私にっしーが献立名にこだわるのか?

それは・・、献立表には文字しか載らないからです。

献立表には、飲食店のメニューのように料理の写真が載りません。

写真でご興味を引くことが出来ない、厳しい世界なのです。

そのため、文字だけの「献立名」をご覧いただく、その瞬間に「食べたいのか?」「そんなに食べたくないのか?」が決まってしまう。

文字だけの世界の、いわば「1本勝負」なのです!

この厳しい世界で、少しでも「食べたい」と思っていただけるようにとの思いを込めて、私にっしーは献立名を真剣に考えています。

「とろーり」「ふんわり」「季節の」と食品名に入れるだけで、20円高く売れるという話を聞いたことがあります。

そのため、ここ光ヶ丘では、献立表やメニューのポスターをご覧いただいたり、献立名を聞いていただくだけで「食べてみたい」「食事が楽しみ」と思っていただけるよう、戦略的に食支援を継続しております。

「ねえ、管理栄養士のにっしー、あなたは本気で食べていただこうと思って、その献立名にしている?」

私にっしーは、新メニュー開発の時には、こう自問自答しているのです。

そして、それはこれからも続きます。

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