Google フォトの思い出機能のおかげで、携帯に時折、数年前のなつかしい写真が表示されます。3年前、私は実家に帰省し、母と娘と3人でかき氷を食べていました。あの頃は今みたいに、新型コロナという病気も知らずに、3人で神戸の商店街を歩き、ショッピングに疲れて、カフェに寄り、70代の母親が大きなかき氷を誰よりも早く完食したことに驚くとともに、健康な母親が誇らしく、うれしかったことを思い出しました。

その後、新型コロナのまん延に伴い、高齢者施設のクラスターが相次ぎ報道されました。私自身が病気を持ち込んではいけないという思いが常に頭の中にあり、新幹線に乗ることが憚られ、マイカーで帰省し、田舎で他県ナンバーの車が来たことによる母親への近隣の目などを考えると、帰省できませんでした。ふと目にした写真がなつかしく、母親の寂しさを思うと涙が出ました。敬老の日、母親の好きないずみ野製菓の葛もちを思い出し、送ることにしました。店の前の花壇を見て、母親と一緒に葛もちを楽しめる日が早くくればいいなと心より願いました。