ぼく・わたしのじゃんけん
12月の暖かい日に風の杜ひろばへ、お散歩しに行った時のことです。
「じゃんけーん、ぽん!!」
そんな、元気な声が聞こえてきました。
あれ?かぜぐみさん! じゃんけんなんて、できたっけ?
ワクワクしながら、様子を見ていると、
「ぽん!!!」と2人が出したのは、パーとパーでした。
あ、あいこだ。と思っていたら、
「あ~、負けちゃった。」
と、女の子が話し、後ろに下がっていきました。
あれ!あいこなんだけど! そう2人の間に入り込んでしまいたくなる気持ちを抑えて見守っていました。
その後も、「やった~!勝った~!」と言いながら、後ろへと下がったり。
「わ~!負けた!」とニコニコな姿も。
「ドン、じゃんけん」のような遊びですが、ルールはめちゃくちゃ!
だけど、とっても楽しそうにこの遊びを繰り返していました。
保育園での生活の日々や自分よりもお兄さん、お姉さんとの関わりを重ねていくにつれて、「ルールがある遊び」にも興味を持ち始めてきたかぜぐみのこどもたち。
でも、まだまだルールは自分たちでは形作れずに、曖昧な線引きだったりしますが、
自分の世界を友だちと共有して、自分たちでルールを作って、何よりも楽しそうに遊んでいます。
大人が入ってしまうと、正しいルールを学ぶことができますが、返ってそのルールが子どもたちの遊びや発想を
狭めてさせてしまうのではないか、、、と保育者としては悩みどころです。
ですが、ある程度の枠組みを保育者が形作って、そこに子どもたちの素敵な発想で彩っていけたらいいなと感じました。
子どもたちの発想をないがしろにすることなく、
強制することなく、少しずつ、ルールに触れていきたい。
「一緒にあそぶ」が楽しい、子どもの気持ちを受け止めていきたい。そう感じた一場面でした。
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