住宅改修勉強会報告
2018年10月5日(金)18:00~19:15の間で定例の勉強会をしました。
今月は「住宅改修」がテーマです。
福祉用具事業部では大きく分けて「福祉用具レンタル事業」「福祉用具販売事業」「おむつ販売事業」それと「住宅改修事業」を行っております。
今回の住宅改修は、いわばリフォームに近いイメージです。
段差や廊下、玄関までのアプローチ、トイレや浴室の手すりを多く承っております。
福祉用具事業部では専任者がおりますが、依頼が非常に多くなり追いつくのがとても大変になってきた事から、住宅改修にまつわる業務を少しでもみんなで行い、一点集中しないようにしていくため今回の「住宅改修勉強会」となりました。
今回の講師は、同じ福祉用具事業部の船津主任です。(市原市で多くの住宅改修をこなしている経験があるため)
工事自体はわれわれは行いませんが、工事前に対象の住宅へ伺い、現地調査を行います。
今回の勉強の中心はこの現地調査についてになります。
壁に養生テープを貼っていきます。
闇雲に貼るのではなく、壁の中にある「梁」を探った上でその梁に合わせて貼っていきます。
梁の探し方は以下の通り
・下地センサー(梁検知のハンドギア)を使う。
・下地探り(針で壁を刺すことで梁の有無を探る道具)
こうして下地の梁がわかったらこの梁にそってテープを張ります。
縦の場合には肩口から高さ60センチ位まで。
・梁と梁の間は300mmから450mmと決まっているそうです。これを目安にしていきます。
テープを貼ったら申請に使うための写真を撮ります。なるべく全体が収まるように撮るのがコツだそうです。
【どうしても梁のない場所に手すりをつけたい】
少しだけ梁からずれている場合にはオフセットといって、少し曲がっている取付金具を使います。
大きくずれている場合には、「補強板を付けた上で取り付ける」「他の方法を探す」という事になります。
・補強板の場合には見た目があまりスマートではないので事前に了解を得ることが必要です。
【階段】階段では、段の高さに合わせ高さ800mm程のところで短く切ったテープをちょこちょこ貼り、最後に長くつなげる事でわかりやすく貼ることができます。
【浴室】タイルの場合は付ける事が可能な場合が多い。ユニットバスは磁石がつく場所は取付可能。
【玄関】玄関出入りの場合段差に縦手すり+横手すりが基本形
玄関先(外)は基本的にどこでも手すりが取り付けられる。
【廊下】柱などで取り付けられる場所があれば最大1800mmまでの長い手すりが取付可能。
など、道具の使い方から手すりの取り付け方までノウハウの一端を学ぶことができました。
金具や手すりの材質・用途などなかなか奥が深いこともわかりました。
本来は18時から19時の予定でしたが、熱がこもって15分ほどオーバーしてしまいました。
今後は実際に現場の経験を積んでいくことで各自のスキルアップを積み上げていきたいと思います。
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