国境を越えて、介護の現場へ。私たちが日本で働く理由と、これからの夢。
特養ホーム八街で働く外国人介護職3人で座談会を開きました。
来日のきっかけから、日本での生活、
仕事のやりがいや将来の目標まで、リアルな本音を語っていただきます。
Sさん 特養ホーム八街
出身:中国
日本語検定:N2
資格:介護福祉士
日本語学校を経て入職。漢字圏の強みを活かしつつ、会話力を磨いている。
Hさん 特養ホーム八街
出身:ベトナム
日本語検定:N2
資格:介護福祉士
病院での勤務経験を経て来日。
現在は子育てと仕事を両立中。
Eさん 特養ホーム八街
出身:インドネシア
資格:介護職員初任者研修
漢字に苦戦しながらも、持ち前の明るさで奮闘中。
母国での経験と日本へ来たきっかけ
まずは、日本に来る前のことについて教えてください。母国でも介護や医療の勉強をされていたのですか?
はい。私はベトナムの大学で看護を学び、1年ほど病院で働いていました。大学でも日本語を少し勉強していましたが、働きながらさらに1年ほど勉強を続けて、思い切って日本へ行くことにしました。
私は学校を卒業した後、イヤホンを作る工場で3年くらい働いていました。その後、友達のお母さんから「日本で介護技術を勉強するチャンスがある」と聞いて興味を持ちました。そこから友達と一緒に日本語学校に通い、1年半くらい日本語を勉強して来日しました。
私も最初は洋服を作る工場で1ヶ月くらい働いていました。そこで介護の仕事の話を聞いて興味を持ち、日本語学校で1年間、介護と日本語を勉強してから日本に来ました。
皆さん、全く違うお仕事をしていたんですね。そこから介護の道を選んで日本に来てくれたのはすごい決断だと思います。
不安もありましたけど、友達も一緒だったし「頑張るぞ」って気持ちの方が強かったですね。
日本語・漢字の壁を乗り越えて
皆さん日本語がお上手ですが、苦労した点はありますか? 特に「漢字」はどうでしょう。
やっぱり漢字は難しいです。最近はパソコンやスマホを使うので、読むことはできても、いざ「書いて」と言われると忘れてしまって(笑)。
私にとっても漢字が一番難しいです! インドネシアには漢字がないので……。ローマ字、ひらがな、カタカナまでは大丈夫なんですが、漢字は「読む」のも「書く」のも大変です。
私は逆に、「漢字があって助かった」と思うことが多いです。読み方がわからなくても、漢字を見れば「意味」はなんとなく分かるので。
ただ、日本語特有の「訓読み」などは覚えるのが大変ですね。日本人も難しいって言いますもんね。私たちも会話は大丈夫でも、読み書きは日々勉強です。
風の村のマニュアル(行動基準冊子)も漢字が多いですよね。
そうなんです。でも慣れてくると、ひらがなばかりより漢字があったほうが意味がパッと分かるようになりました。専門用語も多いですが、今は意味を理解しながら読めています。
研修のノートを取るときも、大事な言葉はあえて「日本語の漢字」で書いて、難しい説明は母国語で補足を書くように工夫しています。その方が、後で現場で見たときに「あ、これだ!」って繋がるんです。
八街での暮らしと、それぞれのプライベート
ここからはプライベートな話も。Hさんはお子さんがいらっしゃるんですよね?
はい、娘が1人います。「生活クラブ風の村保育園八街」に預けているんですが、保育園の敷地と職場の敷地が隣接しているので、一緒に出勤してそのまま預けられるんです。何かあってもすぐに駆け付けられるので本当に安心です。
それは便利ですね!お仕事と育児の両立、風の村の環境が支えになっているなら嬉しいです。
ご主人も近くで働いているんですか?
はい、夫もベトナム人で、市内の自動車整備工場で整備士をしています。実は彼とは元々知り合いだったんですが、日本に来てから再会して、付き合うことになったんです。
えー! それはロマンチックですね(笑)。素敵です!
私は風の村の寮に住んでいるので、通勤はとても楽です。
私は自転車で出かけることが多いです。駅までは少し遠いですが、友達とおしゃべりしながら行けば20分くらいなので、全然平気です。
日本の生活で驚いたこと・困ったこと
日本で生活していて、困ったことや驚いたことはありましたか?
私はやっぱり手続き関係ですね。特に出産の時の市役所での手続きや、入国管理局でのパスポート・在留カードの手続きが本当に大変でした。特に赤ちゃんのパスポート! 生まれてすぐの写真を撮って申請しなきゃいけなかったり。市役所に行っても言葉が難しくて。ベトナムとは仕組みが違うし、提出する書類も多くて、書類を揃えるのが大変でした。
そういった困った時は、どうやって解決しましたか?
職場の先輩や同僚に助けてもらいました。仕事のことはもちろんですが、生活面でも「わからないことがあれば聞いてね」と言ってくれるので、心強かったです。職場の方のサポートがなかったら、もっと大変だったと思います。
私は電車です! 東京や横浜に遊びに行った時、駅が広すぎて迷子になりました(笑)。出口が多すぎて、どこから出ればいいのか分からなくて…。
私も最初は地下鉄が怖かったです。でも、駅員さんに「ここに行きたいです」と聞けば親切に教えてくれるので、なんとかなりました。
日本人でも田舎から出てきた人は迷うって聞いて、ちょっと安心しました。
あとは雪ですね! 初めて見たときは感動しました。
ベトナムも暑いですけど、日本の夏は湿気があるから蒸し暑いですよね。でも冬の雪景色はやっぱり特別です。
風の村で働いて良かったこと
数ある施設の中で、風の村を選んで良かったと思うことはありますか?
実は私、最初は京都の施設で働いていたんです。そこも良かったのですが、もっと雰囲気が良い場所で働きたいと思っていて、友人が風の村で働いていて「いいところだよ」と誘ってくれたので、思い切って転職して千葉に来ました。知っている人がいるのはやっぱり心強いです。
私は最初、仕事ができるかすごく心配でした。でも先輩たちが優しく手伝ってくれて。「分からないことがあったらとりあえず聞いてね」という雰囲気があるので、安心して働けています。
私も先輩のサポートがありがたかったです。仕事の手順だけでなく、日本の文化や習慣も教えてくれたので、自然と馴染むことができました。
風の村は研修がたくさんあって、色々な研修を受けさせてくれます。現場での介護研修だけでなく、外国人向けの日本語研修、法人全体でのリーダー研修や介護福祉士の資格を取るための研修なども無料で受けられるので、とてもありがたいです。
仕事のやりがいと楽しさ
仕事をしていて「楽しい」「やりがいがある」と感じるのはどんな時ですか?
利用者さんから「ありがとうね」と言われたり、ニコッと笑顔を見せてくれたりした時です。その瞬間に「ああ、今日も頑張ってよかった」って、疲れが吹き飛びます。
私もそうです。私は、忙しくてゆっくり話す時間がない時でも、ちょっとした合間に利用者さんの隣に座って、何気ないお話をする時間が大好きです。みんなが楽しそうに過ごしてくれるのが一番です。
言葉だけじゃなくて、心が通じた瞬間にやりがいを感じますよね。利用者さんが安心して過ごしてくれるのが一番の目標です。家族と離れて寂しいときもあるけど、利用者さんと一緒に笑っていると、自分も成長しているなって感じますよね。
本当に。少しずつできることが増えていくのが、自分でも楽しいんです。
これからの夢と目標
最後に、皆さんのこれからの夢や目標を教えてください。
私は介護福祉士の国家資格に合格することが目標です。勉強は難しいですが、キャリアアップのために頑張りたいです。
私は、日本語も介護スキルもさらに磨いて、利用者さんに「Hさんがいれば安心だ」と思ってもらえるような、優しいケアを続けていきたいです。
私も介護の技術をもっともっと高くしたいです。利用者さんと、もっともっと深いコミュニケーションができるようになるのが目標です。毎日を笑顔で過ごしていきたいです。
皆さん、素敵な夢をありがとうございます! これからも風の村で一緒に頑張っていきましょう。今日はありがとうございました!
- トップページ
- 座談会 外国人介護職員2
紹介ビデオ
新卒採用情報
