友部 美菜 Tomobe Mina
外で遊んでもいいし、中で遊んでもいいし、
他のクラスのおもちゃで遊んだっていい。
ルールに縛られないから、大人もおおらかな気持ちでいられます。
保育園佐倉東に入職した理由
実習を受けた時に、当時の職員の皆さんから優しく声をかけていただき、とても温かい雰囲気だったことをよく覚えています。
就職先を検討するにあたって、場所や法人・会社の形態等、いろいろな条件で比較をしていました。その中でも、保育園佐倉東は特にこどもたちに寄り添っているところがいいなと思いました。
例えば、他の保育園では「◯時なので、はい、終わりです」といったように時間で区切っている所や、「今日はみんなでこれをやりましょう」等、決まりをつくって保育をしている所もあります。でも、風の村では、基本的にこどもたちが好きな遊びをしていて、外で遊んでもいいし、中で遊んでもいい、他のクラスのおもちゃで遊んだっていい…という保育です。その分、大人もピリピリしなくていいですよね。「ダメダメ」ってつい言ってしまいそうになるのですが、ここはのんびりしている。そういうところがいいなと思いました。
また、園長が自分たちの保育園にとても自信を持っていて、「1番いい保育をしている自信がある」とおっしゃっていたことが印象的でした。 保育にすごく熱い想いがあり、こういう方と一緒に働きたいなと感じたことも入職した理由の1つです。さらにいうと、やはり生協が母体なので、収入の安定という面での安心感はありましたね。
こどもたちとは、対等に、一緒に生活をしている感覚
入職2年目、3月の出来事が心に残っています。 3歳クラスを同期の同僚とペアで担任をしていたのですが、その同僚が体調を崩してしまい、3月の1ヶ月間を休職することになりました。 それまで2人で分担していた仕事に加え、3月は退園や新年度の準備等、季節的に必要な業務が多く、保育士にとっては忙しい月でもあるので、1人欠けてしまうのは結構大変なことでした。もちろん、他の先生のフォローもあるのですが、やはりバタバタとしていて…
そんな中、いつものように毎日をこどもたちと過ごしていると、お昼寝の時にある女の子が「わたしがやってあげる!」とカーテンを閉めてくれました。他にも、普段は私たち担任で分担していた布団を自分で敷いてくれたりと、自発的にこどもたちが手伝ってくれたんです。
業務に追われ忙しい毎日を過ごしていた私を見て、こどもたちがとってくれた行動が本当に嬉しかったです。 それからも自分たちでできそうなことを率先してやってくれるようになり、私もできそうなことはお願いするようになりました。 その時に、こどもたちの成長にとても感動しましたし、「保育士」と「こども」という上下関係ではなく、対等に、一緒に生活している感覚を強く感じましたね。
働くうえで大切にしていること
こどもたちが「今日も楽しいな」「明日も楽しみだな」と思えることを1番大事にしたいと思っています。例えば、一人ひとりに「大好きだよ」ってきちんと言葉にして声をかけるようにしていて、思っていることが素直に伝わるように意識しています。
私は、特に体が大きいこどもに対して意識していることがあります。体が小さいと、赤ちゃんのように誰でも抱っこをしてくれたり、可愛がってくれたりするのですが、体が大きいとどうしても体重が重く、なかなか抱っこしてもらえない場面があるんです。だからこそ、体が大きいこどもに対しては特に、ぎゅっとハグをしたり、抱っこをしたりして愛情を表現するようにしています。また、どんなこどもに対しても、思っていることをしっかり言葉にして伝えるように意識をしていて、一人ひとりに「大好きだよ」って声をかけたりしています。
保育園佐倉東で働く保育士は、保育に対するそれぞれの考え方を持っていますが、上下関係があまりなくお互い意見を言いやすい環境だと思います。もし気になったら、実際に園の雰囲気を感じていいただけると思うので、ぜひ見学に来てみてください。