小島 泉美 Kojima Izumi
自分の体調や心が自己管理できる
職場環境というのは大切だと感じています。
現在の職種についたきっかけ
現在は介護職として勤務していますが、将来的には里親支援の事業に異動したいと思っています。新卒入職からしばらくは高齢者支援の現場で福祉の基本を学び、キャリアアップしていくという法人の方針があるので、現在は定期巡回のケアワーカーとして経験を積んでいるところです。
福祉の仕事に興味を持ったきっかけは、高校生の時にたまたま見たニュースで、児童養護施設の特集をやっているのを見たことでした。児童養護施設で生活しているこどもに対し、職員が虐待をしている疑いがあるという内容でした。それがすごく衝撃的で、気になって色々と調べてみたんですよ。それで児童養護施設を調べていく中で、里親支援事業を行っていることが多いということがわかり、そこから興味を持ちました。
風の村に入職を決めた理由は、里親支援の事業があることもそうですが、1つの法人で幅広い福祉支援をおこなっているところに惹かれました。
福祉職は、複数の施設を転職しながらキャリアアップしていくというのがわりと一般的なのですが、自分の将来像を想像した時に、転職を重ねるというのがあまりイメージできなかったんです。1つの法人に決めて、そこで最後まで頑張りたいという思いがありました。
大学に入って自分が突き詰めて何がやりたいかというのが定まらなかったこともあって…児童分野にも興味があるし、高齢者分野にも挑戦してみたいという思いがあったので、そこを叶えられる企業はどこだろうと探していた中で、風の村が自分にはあっているんじゃないかと思いました。
ご利用者様の支援で嬉しかったエピソード
ターミナル期のご利用者様のエピソードです。もう、いつ何が起きてもおかしくないという状況で、どんどん食事も少なくなってきて、ほとんど水分しか取れない状態になっていた中、栄養士さんからの提案で、その方の好きなものをお聞きして夕食のメニューに反映させたことがありました。お出しした時に、すごく美味しそうにたくさん食べられていて、ご家族様もとても喜ばれていました。奇跡とまでは言わないですが、こんなことって本当にあるんだなと、すごくその状況が嬉しくて印象に残っています。
定期巡回ステーションの話に限定されてしまいますが、見守りコールという、小さい携帯があります。有事の際にすぐ連絡をとって駆けつけることができる点は、ご利用者様にとってもいいサービスだと思います。1人で暮らしているご利用者様が多いので、困った時にすぐ誰かに助けを求められることは、安心感が大きいですよね。
例えば、転倒してしまった等の緊急性が高い場合もあれば、排泄をされた時等、日常的にもご利用いただいています。
働く上で感じる風の村のいいところ
出勤日と休日のバランスがいいので、無理なく働くことができるのが大きいです。働く上でそこは重視していて、やはりこの業界自体が人手不足ということもあり、大学の同期に話を聞くと、結構連勤が続いているなんてこともよく耳にします。無理な連勤が続き、心のバランスが崩れて病院に通っているという話も聞きます。そのため、そういった自分の体調や心を自己管理できる職場環境というのは大切だと感じています。
また、介護技術を学ぶにあたって、色々な方の教えを受けられるところもありがたかったなと思います。私は大学で介護技術を学んでいないので、現場でも、研修でも色々な方に教えていただく機会がありました。その中で、介護における正解はひとつではなく、色々なやり方があるんだよと教えていただいたのはよかったです。色々なやり方を知った上で、必要なものを取捨選択しながらケアを行っていけばいいという考え方です。
あとは、もちろん職場の風通しの良さも感じています。何か困ったことがあっても、相談すると各所ですぐに連携をして、みんなで解決していこうという雰囲気があるので、働きやすいです。
福祉職を検討されている方は、私のように幅広い支援の中から将来的にやりたい職種を選ぶこともできますし、職場環境としても働きやすいと思うので、是非見学に来ていただきたいです。