會澤 水織 Aizawa Miori
何かご利用者さんの助けになりたいと
考えてくださる方と一緒に働けたら嬉しいですね。
福祉職についたきっかけ
大学では社会福祉学科で学び、社会福祉士の資格を取りました。現場で経験を積みながら将来的に相談職へステップアップできるよう、現在の介護職を希望しました。
最初に福祉を学ぼうと思ったのは、高齢者向けの介護ではなく、児童の貧困等に興味があったためです。きっかけは、子ども食堂という、一人親世帯や貧困家庭、共働きでご飯が作れない方等の家庭に向けて低価格の食事を提供している施設を知ったことでした。私もそういった児童の貧困に対して支援ができないかと思い、福祉学科を目指したんです。そこから色々と学んでいく中で介護職の方をやってみたいと考えるようになり現在に至ります。
風の村は、高齢者だけではなく、障がい児者やこどもの支援も行っているので、全体的に支援がなされているというところに魅力を感じ、入職を希望しました。例えば高齢者の世帯で、高齢者だけではなく、そこで同居している息子さん等が困っている可能性もあって、そういう場合でも、いろんな問題に関わって支援できるところが風の村の魅力です。他のところにいかなくても、1つの法人で包括的に支援ができるのが強みです。
1人のご利用者さんをみんなで見ていく環境
他の施設はわからないですが、サポートハウス高根台では、1人のご利用者さんをみんなで見るという体制で支援をしています。月に1回、常勤会議(正規職員がご利用者について1名ずつ報告や相談を行う)や定例会議(常勤会議で話し合った内容を施設長と主任が契約職員に伝え、新たに報告や意見はないか考える)があります。ご利用者さん一人ひとりのことも、少しずつみんなで決めていくイメージです。
1人に対し職員みんながケアに入れるので、何かあった場合は誰でも対応ができますし、ご利用者さん自身も相談できる人がたくさんいる環境なので、この体制は安心できるのではないかと思います。
風の村の職員は、明るい性格の方が多いと思います。私の所属しているサポートハウス高根台では、体操教室等のレクリエーションをすごく上手に盛り上げる方がいます。あとは、すごく細かい部分に気付いてくれる方も多いと思います。
本当によくご利用者さんのことを把握しているというか、ご利用者さんがこんな方というのを、よくわかっている職員が多いなと感じますね。
ご利用者さんのペースに合わせることを大切に
ご利用者さんのペースに合わせるということを大切にしています。時間に追われたり、人手が足りなかったりすると、どうしても職員側主導のケアになってしまうので、なるべくご利用者さんにできる部分はやってもらい、できないところをお手伝いしながら一緒にやってもらうということを心がけています。
学校でもそういう内容は習いますが、実際にどうやったらそれが実現できるのかというのは、研修や現場で教えてもらいながら、実践を踏まえてこうやればいいんだなとわかるようになりましたね。
本当に小さいことですが、洗濯物をたためる方にはたたんでもらったり、自分で靴下が履ける方であれば手伝わないで履いてもらったりします。そんなふうに、学校で学んだ知識に、ここで働きながら得たことを合わせて考えるようになりました。
この仕事は、お話が好きな方や、人のために何ができるのかというのを考えられる方が、すごく向いているなと思います。特にお話が上手ではなくても、色々なことを見ながら気付ける方であれば、それが職場の全体に共有されて対応することもできます。
「ご利用者さんの助けになりたい」と考えてくださる方と一緒に働けたら嬉しいですね。