岡田 遥 Okada Haruka
難しいご希望でも、「ありません」とは言いません。
そう言ってしまったら、その方はどうやって歩くんだろう、
コンビニに行きたい時はどうするんだろうって考えます。
多くのご利用者に出会えることが、とにかく楽しいし、自分の糧になっている
私の主な担当業務は、レンタルされている福祉用具に不具合がないか等の点検を行うことです。とても多くのご利用者がいらっしゃるので、毎日違う方に会って点検をしています。多分、そういった毎日違う方に会って対応することが、他部署とは異なる福祉用具事業部の特徴になると思うのですが、お一人おひとりにそれぞれ個性があって色々な方にお会いできるのが心から楽しいです。
本当に人それぞれで、お話好きな方も居ればそうでは無い方もいるので、それも含めて全部面白いですね。
あと、印象的だったのは、何年か前に障がい児者の高校生を担当したことです。
色々な歩行器や手すり、車椅子等を持って行ったことがあって、その時に、いつもとは違う経験ができて良かったなと思いました。特に高齢者と対応自体が違うっていう訳ではないのですが、障がいをお持ちの方との関わりを持てたことが、自分の経験として知識の引き出しになったのが良かったです。
生活クラブ風の村に入職を決意した理由
色々な分野の事業を展開しているので、他の職種の方と関われる機会が多いのは魅力的でした。例えば、福祉用具に特化している会社や小さい法人では、1人のご利用者を担当していても、複数の会社や法人が関わる場合もあります。その場合、それぞれの担当者とある程度一線を置いた関係になると思うので、風の村のように近い距離で総合的な支援とコミュニケーションが取れる環境はすごくいいと思いました。
実際に仕事をしていても、色々な職種の方との関わる機会は多いと思います。例えば、ケアマネージャーさんや理学療法士さん、ヘルパーさんとか。会議に参加をすると、他部署の方や他の職種のみなさんも壁なく接してくださいます。
特に理学療法士さんと話す時は、具体的な症状に対して伴う体の不自由等を説明していただき、それに対する用具の提案や相談も細かくすることができます。ケアマネージャーさんとは毎月のように会えるので、ご利用者の詳しい情報を共有でき、福祉用具を選定していく上でいい環境だと思います。
今までの生活を今まで通りに過ごしていただくため
ご利用者が想像するような用具が無いときも「ありません」とは絶対に言わないようにしていて、そういう場合は、似ている製品等、それに代わる用具を提案することを心がけています。
難しいご希望でも、そこで私が「ありません」と言ってしまったら、その方はどうやって歩くんだろう、コンビニに行きたい時はどうするんだろう…と、今までできていた生活ができなくなることを想像して、できる限り応えたいという考え方です。
ご利用者の方からも「これがないと困るんです。本当にありがとうございます。」とお言葉をいただけると安心しますね。私たちは、実際に手を使って介護をする訳ではありませんが、代わりに用具を通して、生きていく上で、生活する上で必要なケアをしていると思います。
本当にやればやるほど魅力的を感じる仕事なので、ぜひ新卒の方にも来てほしいと思います。日々の業務の中で成長できるし、やっていく中で成長したいと感じられると思います。私も、毎日何かしら反省しながら仕事に向き合っていて、面白い部署、職種だと思いますよ。