本間 貴大 Honma Takahiro
その人らしい生活を送っていただけるよう
相談者の伴走者となれるようにしたいと思って仕事に励んでいます。
相談職員とはどんな仕事?
船橋市保健と福祉の総合相談窓口さーくるで就業している相談員は、高齢者、障害、児童福祉分野のどこにも該当しない、制度の狭間にある人、どこに相談したらわからない人等の相談窓口として、福祉サービスのコーディネート、福祉の総合相談、権利擁護を行う、保健と福祉の総合相談窓口の担当職員です。
困りごとがある相談者は、電話をくださったり、来庁される等で相談に乗る事が多く、来庁が難しい相談者に関しては、相談員がアウトリーチという形で訪問に行き相談を受ける事も可能です。
総合相談窓口なので、様々な相談が入ってきます。複雑な家庭環境でお住まいな方や生活困窮でお困りの方やメンタルの事で相談に来られる方と様々いらっしゃいます。そのようなお困りごとを抱えた相談をお持ちの方に関して、関わっていき、その人らしい生活を送っていただけるよう相談者の伴走者となれるようにしたいと思って仕事に励んでいます。
相談者が少しでも不安を改善できるような雰囲気作りを行いながら、相談に乗っていきたいと思っています。
高齢介護の仕事で培った経験を活かせる場面
長年、高齢者分野の仕事を主に行ってきました。高齢者の支援では、主に認知症の症状のある方が生活の不便さを訴えた時に介護支援専門員の出番になります。
なかなか認知症の症状がある方は、自身で困りごとを訴える力が弱い為、ニーズを引き出す事が難しい状況です。これは、現在の総合相談でも同じ事が言えると思います。認知症の症状がなくても、自分自身の困りごとを他者に伝える事はとても勇気がいる事だと感じます。
相談者のニーズを引き出し、心理的安全性を担保した相談支援ができるよう今後も様々なケースを対応していく事ができればと思う。その他には、介護分野では利用者の事を知る為に積極的に関わり、その人自身を知ろうとしなけれなりません。
その人を知っていく事は、アセスメントと言いますが、アセスメントする力は、前職の高齢者分野でもある程度は培われたかと思います。相談者に寄り添いながら、今まで日々勉強してきた事も活かしながら、相談援助にあたっていきたいと強く感じております。
相談職としてのやりがい
相談員の仕事をしていく上でのやりがいについてですが、まずは、相談者自身の生きる力を少しでも向上する事ができるというのは魅力だと感じます。
相談員一人だけでは、解決できない事は多くありますが、様々な専門職と一緒に力を合わせて、物事を解決する事については、やりがいを感じます。相談員が働く場所では、関係機関と連携し、仕事をしていきます。相談者はもちろん、たくさんの人達とつながりを持ち、その関わりの中で、自らの人間性や知識、経験を磨いていける事は相談職の魅力だと考えます。相談職に関していうと、相談者の方に心無い事も言われる場合も時としてあります。
しかし、実際には、人との関わりの中で、人の優しさや温かさに触れて感激する事も多々あります。どのような仕事にも苦労はあると思いますが、様々な人と深くかかわりながら、仕事をしたいと思っている人は、大きな充実感を得る事ができると思います。幅広い経験を積んでいきたいと思っている人にとっては、とてもやりがいを感じる職業だと感じます。
ワークライフバランスについて
現在、子育て真っ只中である為、現在のライフスタイルに関していうと、仕事がとてもしやすい状況です。
子どもの体調不良時は、他職員と連携を取り、お休みを頂き、子どもの看病の時間に充てられ、その分、仕事に戻った際は、しっかりと仕事に専念できるというメリットがでてきます。仕事を効率化し、プライベートを充実させる事ができるこの法人の働き方は、とても従業員にとっても有意義な制度となっています。
業務を見直す事で、業務改善効果が生まれ、生産性の向上に結び付ける事ができます。業務改善の過程で、良いアイディアが生まれたり、視野が広がって判断力や企画力が向上していきます。新たな成果を得て、法人としてのパフォーマンス力も強くなっていきます。
ワークライフバランスは、働きがいの充実につながり、個人の成長を促進させ、強い組織を作っていく事にもつながります。働きやすい職場を今後も率先して作っていければと感じます。